NEWS
大分のニュース
8月24日(月) のニュース
2026年8月24日(月) 19:03
「県内推定17頭」九州のニホンカモシカに絶滅の危機 減少の要因と求められる対策
国の特別天然記念物、ニホンカモシカ。
大分県内の推定生息数は、わずか17頭です。
九州では、絶滅のおそれも指摘されています。
なぜここまで減ったのか、詳しく見ていきます。
ニホンカモシカは日本固有の大型草食動物で、主に森林に生息し、木の葉や草などを食べます。
1955年、国の特別天然記念物に指定されました。
かつては九州本土の広い範囲に生息していましたが、現在は、大分・熊本・宮崎にまたがる九州山地と、その周辺に限られています。
この25年ほどで、推定生息数は10分の1以下に減少しました。
その背景の一つとして指摘されているのが、ニホンジカの増加です。
■おおいた生物多様性保全センター 足立高行理事:
「いま一番問題になっているのは、シカとの競合。餌が競合するということと、住んでいる場所が競合するということ。対シカの問題をどうするかが、大きなウエイトを占めている」
今月19日、NPO法人「おおいた生物多様性保全センター」が、県に保護対策の強化を求める要望書を提出しました。
鳥獣保護管理事業計画への位置づけや、わなにかかった際の救護体制の整備などを求めています。
熊本・宮崎でも地元の団体が同様の要望書を提出し、3県の団体で連携して保護対策を進めたいとしています。
■足立高行理事:
「カモシカがいなくなること(だけ)ではなくて、私たちが住んでる環境自体が少し歪みが来てるんじゃないかということを感じてもらいたい」
九州で絶滅のおそれが高まっているニホンカモシカ。
1955年に、国の特別天然記念物に指定されました。
しかし、大分・熊本・宮崎に生息するニホンカモシカは、環境省のレッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」とされています。
大分県でも、ごく近い将来、野生で絶滅する危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に選定されています。
実際にどれほど減っているのか。
九州全体の推定生息数は、1994~95年度の2208頭から、2018~19年度には202頭に。
およそ25年間で、10分の1以下に減少しました。
このうち、大分県内はわずか17頭です。
研究者の試算では、このまま減少が続けば、2062年には九州全体で10頭未満になるとされています。
次回の調査はすでに始まっていて、県は祖母・傾山系で月に1回程度、現地調査を進めています。
結果は、2028年度初めに公表される予定です。
では、なぜ減ったのでしょうか。
研究者が指摘する要因の一つが、ニホンジカの増加です。
シカが増えたことで、カモシカの餌となる植物が減り、生息環境が悪化したとみられています。
そして、こちらは、わなに誤ってかかり、左前脚を失ったとみられるカモシカです。
シカやイノシシ用のわな、獣害防止ネットなどにかかり、けがをする事故も起きているということです。
さらに、個体数が減るほど繁殖相手に出会いにくくなり、減少に拍車がかかるおそれもあります。
絶滅を防ぐために必要とされているのが、生息状況の継続的な調査、シカの影響を減らして植生を回復させること、そして、わな事故の防止と救護です。
さらに、県の「鳥獣保護計画」に、ニホンカモシカの保全を明確に位置づけることも求められています。
今回の要望書を受け、県の自然保護推進室は、「様々な関係機関と連携しながら、カモシカの保全に力を入れていく」とコメントしています。
絶滅を防ぐため、調査の結果を具体的な保護対策につなげられるかが問われます。
大分県内の推定生息数は、わずか17頭です。
九州では、絶滅のおそれも指摘されています。
なぜここまで減ったのか、詳しく見ていきます。
ニホンカモシカは日本固有の大型草食動物で、主に森林に生息し、木の葉や草などを食べます。
1955年、国の特別天然記念物に指定されました。
かつては九州本土の広い範囲に生息していましたが、現在は、大分・熊本・宮崎にまたがる九州山地と、その周辺に限られています。
この25年ほどで、推定生息数は10分の1以下に減少しました。
その背景の一つとして指摘されているのが、ニホンジカの増加です。
■おおいた生物多様性保全センター 足立高行理事:
「いま一番問題になっているのは、シカとの競合。餌が競合するということと、住んでいる場所が競合するということ。対シカの問題をどうするかが、大きなウエイトを占めている」
今月19日、NPO法人「おおいた生物多様性保全センター」が、県に保護対策の強化を求める要望書を提出しました。
鳥獣保護管理事業計画への位置づけや、わなにかかった際の救護体制の整備などを求めています。
熊本・宮崎でも地元の団体が同様の要望書を提出し、3県の団体で連携して保護対策を進めたいとしています。
■足立高行理事:
「カモシカがいなくなること(だけ)ではなくて、私たちが住んでる環境自体が少し歪みが来てるんじゃないかということを感じてもらいたい」
九州で絶滅のおそれが高まっているニホンカモシカ。
1955年に、国の特別天然記念物に指定されました。
しかし、大分・熊本・宮崎に生息するニホンカモシカは、環境省のレッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」とされています。
大分県でも、ごく近い将来、野生で絶滅する危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に選定されています。
実際にどれほど減っているのか。
九州全体の推定生息数は、1994~95年度の2208頭から、2018~19年度には202頭に。
およそ25年間で、10分の1以下に減少しました。
このうち、大分県内はわずか17頭です。
研究者の試算では、このまま減少が続けば、2062年には九州全体で10頭未満になるとされています。
次回の調査はすでに始まっていて、県は祖母・傾山系で月に1回程度、現地調査を進めています。
結果は、2028年度初めに公表される予定です。
では、なぜ減ったのでしょうか。
研究者が指摘する要因の一つが、ニホンジカの増加です。
シカが増えたことで、カモシカの餌となる植物が減り、生息環境が悪化したとみられています。
そして、こちらは、わなに誤ってかかり、左前脚を失ったとみられるカモシカです。
シカやイノシシ用のわな、獣害防止ネットなどにかかり、けがをする事故も起きているということです。
さらに、個体数が減るほど繁殖相手に出会いにくくなり、減少に拍車がかかるおそれもあります。
絶滅を防ぐために必要とされているのが、生息状況の継続的な調査、シカの影響を減らして植生を回復させること、そして、わな事故の防止と救護です。
さらに、県の「鳥獣保護計画」に、ニホンカモシカの保全を明確に位置づけることも求められています。
今回の要望書を受け、県の自然保護推進室は、「様々な関係機関と連携しながら、カモシカの保全に力を入れていく」とコメントしています。
絶滅を防ぐため、調査の結果を具体的な保護対策につなげられるかが問われます。



