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8月4日(火) のニュース

2026年8月4日(火) 18:57

「大分に自然史博物館を」 “つくる会”発足 地域の自然を未来へ残す取り組み始まる

大分県に、自然を学び、未来へ伝える拠点「自然史博物館」をつくろうという活動が始まりました。

自然史博物館は、動植物や化石、岩石など、自然に関する資料や標本を収集・保存し、調査・研究を行う施設です。

大分県には、県全体の自然を総合的に扱う自然史博物館がありません。

こうした中、県内の自然科学団体などでつくる「大分に自然史博物館をつくる会」が発足しました。

活動の一環として開かれた講演会では、筑波大学で菌類の研究などをしている出川洋介准教授が、地域の自然を記録し、次の世代へ受け継ぐことの大切さを訴えました。

■筑波大学 出川洋介准教授:
「博物館をつくろうという時には、万人にとってなぜそれが必要なのか、別に無くていいじゃないとならないそれだけの説得性が必要」

自然史博物館とはどのような施設なのか。

そして、なぜ今、大分に必要なのか。

そもそも「自然史博物館」とは、どんな施設なんでしょうか?実は、さまざまな役割があります。

まずは、「集める・残す」ことです。

動植物や化石、岩石などの標本や資料を収集・保存します。

そして、「調べる」役割もあります。

地域の自然を研究し、その変化を記録します。

さらに、展示や理科教育を通して「伝える」役割も担い、子どもたちの学びの場にもなっています。

こうした自然史博物館は全国各地にあり、それぞれ地域に根ざした活動をしています。

隣の福岡県北九州市にある「いのちのたび博物館」では、およそ8000点の希少な動植物や化石などを展示し、教育や研究の拠点となっています。

また、島根県奥出雲町の「奥出雲多根自然博物館」は宿泊できる博物館として知られ、体験型の展示が人気です。

このように、自然史博物館は地域に根ざし、その土地の自然を未来へ残す役割も担っています。

大分には全国に誇れる自然が数多くあります。

例えば、県土の約7割を占める豊かな森林。

温泉が育む独特の自然環境も大分ならではです。

さらに、希少な動植物が生息しているほか、多様な地形や地質、化石なども残されています。

こうした大分の豊かな自然を次の世代へつないでいこうと、自然史博物館の実現に向けた動きも始まっています。

今年6月、「大分に自然史博物館をつくる会」が発足しました。

講演会や展示会を開きながら、自然史博物館の必要性を発信し、理解の輪を広げようと活動しています。

一方で、実現には建設費や建設場所、それに学芸員など人材の確保といった課題もあります。

会では、まずは自然史博物館の必要性を広く知ってもらい、理解の輪を広げながら実現を目指したいとしています。
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