NEWS

大分のニュース

9月16日(水) のニュース

2026年9月16日(水) 19:23

コシノジュンコさんと竹工芸作家が共作 伝統と現代アートが融合 大分市美術館で

伝統の竹工芸をテーマにした展示会が始まりました。

実は、世界的デザイナー・コシノジュンコさんも制作に携わっています。

作品への熱い思いを語ってくれました。

■コシノジュンコさん:
「ここまでできるんだなと。すごい作品ばかりで、世界にない繊細なアート」

スタートの合図はテープカット、ではなくバンブーカットです。

16日から大分市美術館で始まったのは、クリエイターを支える文化庁事業の展示会で、伝統の竹工芸作品6点が並んでいます。

コシノさんが活動のコンセプトとしている「対極」をテーマに、県内6人の作家がコシノさんと対話しながら作り上げました。

こちらは、由布市で活動している青柳慶子さんの作品「個、社会、皮膚」。

■作家・青柳慶子さん:
「食べ物や言葉など、社会から出たことを取り込みながら、竹でいうなら編み込みながら個と社会の境界を作っているということを作品に込めた。(初めて)カゴではない平たい編みをしたので、試行錯誤の連続で何度もやり直した」

■江藤祐介アナウンサー:
「こちらは、はじまりの原点を意味するゼロプライムという作品です。竹のほかに、この白い部分、トイレットペーパーが使われています」

こちらの作品にコシノさんの評価は…。

■コシノジュンコさん:
「ユーモアがあり、竹の素材が少しだけ見えるのがいい。身の回りにあるものを上手に使って、自分の一番近場を見ることを忘れてしまいがち。そういう意味では身近な発想で素敵」

ほかにも空間を大きく使ったり、プロの技法を活用したりと、繊細な作品に訪れた人は。

■観覧客:
「竹林にある大きな竹からこんなに繊細な芸術を作るんだなとすごいと思う。こんなに繊細なものは初めて見た」

■コシノジュンコさん:
「ここまで美しく、形にして、1人ひとり違う生き方を表現していて頼もしい。衣食住、生活の中心となる素材は竹。それをアートに発展するということで、美術館でみせるという素晴らしい会」

大分で受け継がれてきた竹芸。

世界で活躍するコシノさんは、国内だけでない世界への可能性も打ち明けました。

コシノさんは、1988年にパリコレクションで竹のファッション作品を発表したことがあります。

このつながりもあり今回制作に関わることにもなったそうです。

竹工芸について「世界に発信していける可能性が大いにある。ニューヨークの美術関係者と話した時に今回の展示をぜひニューヨークでもという話も出てきた」と話します。

作品を制作した作家の木崎さんは「竹には日用品からアートまで様々な面で魅力がある。別府で学ぶことができることも、竹工芸を始めるきっかけになった」と話します。

別府市には県立の竹工芸訓練センターがあります。

竹工芸を専門に学べる職業訓練校で、2年間の授業で伝統技術の後継者を育成しています。

いま、入学者の7割が県外出身者だそうです。

全国から作家を目指す人が集まってきています。

木崎さんに竹工芸の面白さについて聞いてみると「素材から探すアートはなかなかない。自分で竹林に行って切り運ぶところから始まる面白さがある」ということでした。

コシノさんをはじめ、作家の熱い思いが詰まった展示会は、大分市美術館で11月15日まで開催されています。

大分の伝統と先進的なデザインが融合した作品を見に行ってみてください。
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も

日付別ニュース一覧