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5月20日(水) のニュース

2026年5月20日(水) 19:46

スマホ時代に広がるギャンブル依存症 10代・20代で増加傾向 家族が語る苦しみ

ギャンブル依存症への理解を深めてもらおうと、大分市で啓発セミナーが開かれました。

■ギャンブル依存症経験者の家族:
「息子は涙ながらに土下座をして私たちに謝り、ぽつりと『ギャンブルやめられんかもしれん』と言った一言が、私の胸の片隅にずっと残っていました」

「ギャンブル等依存症」は、賭け事にのめり込み、自分ではやめたくてもコントロールできなくなる精神疾患のひとつです。

14日から始まった「ギャンブル等依存症問題啓発週間」にあわせ、全国ギャンブル依存症家族の会大分がセミナーを開きました。

会場には約50人が参加し、当事者や家族が体験談を語ったほか心療内科の医師が依存症への対処法について講演しました。

■のぞえ総合心療病院 堀川智史副院長:
「借金が生まれてしまったなど、本人がアクションを起こした時に、ご家族がしっかりとした対応ができるとチャンスになります。それが受診ができたり、治療・回復につながっていく」

厚生労働省によりますと、ギャンブルなどの依存症の疑いがある人は、全国で約320万人いると推計されています。

ギャンブル依存症は、パチンコやパチスロ、競馬・競輪だけでなく、オンラインカジノなども含まれます。

特徴的なのが、この“負のループ”です。

ギャンブルにのめり込み、掛け金が増え、負けた分を再びギャンブルで取り返そうとして、さらに深みにはまってしまう。

自分ではやめたくても、コントロールできなくなるのが依存症の怖さです。

こちらは、実際の依存症経験者の声です。

15歳からパチンコやスロットを始め、最初は簡単に稼ぐことができて優越感もあった。

しかし気付いたら借金が200万円に膨らみ、両親からも借金を重ねて、最後は窃盗や横領などの犯罪に手を染めてしまったといいます。

最近は、10代、20代が増加傾向にあるそうです。

特にコロナ禍以降、スマホで気軽に始めてしまうケースが増えていて、短期間で依存症に陥るケースもあります。

オンラインカジノも問題になっています。

依存症家族の会大分は、「オンラインカジノは悪いことをしているという後ろめたさから、相談が遅れてしまうケースがあり注意が必要」としています。

県の相談電話は、平日の昼間に相談を受け付けています。

また、県こころとからだの相談支援センターが主催する回復支援のプログラムも予定されています。

専門家は「本人だけで抱え込まず早めに相談することが大切」と呼び掛けています。

【県こころとからだの相談支援センター】
097-541-6290
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