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11月4日(水) のニュース

2026年11月4日(水) 19:00

開校から半年 学び直す生徒に自信と笑顔 県内唯一の夜間中学・学びヶ丘中学校

県内唯一の夜間中学校、県立学びヶ丘中学校。
ことし4月の開校から半年あまりが経ちました。
学び直しに取り組む生徒たちは、どんな学校生活を送っているのでしょうか。

先月30日、夜の学びヶ丘中学校で、地震を想定した避難訓練が行われました。
震度6弱の揺れを想定し、教職員と生徒が避難の手順を確認しました。

大分市の爽風館高校に併設された学びヶ丘中学校は、不登校や家庭の事情、戦後の混乱などで学校に通えなかった人や、外国出身の人たちに学び直しの機会を提供しようと、ことし4月に開校しました。
入学したのは、外国籍の5人を含む10代から80代までの36人。
9月には初めての運動会も開かれ、綱引きや玉入れなどで熱戦が繰り広げられました。

開校から半年あまり。
生徒たちは、自分自身の変化を感じています。

■生徒:
「先生たちから学んで、自分自身に少しずつ自信がついてきた。一人一人に丁寧に教えてくれる」

「結構宿題があるので、帰ってからまた教科書を開いて、ノートに書いたことをもう一回読み返している」

運動会の思い出については。

「踊りがつらかった。それ以外は結構面白かったし、楽しかった」

山川明宏校長は、学校全体の雰囲気にも変化を感じています。

■学びヶ丘中学校・山川明宏校長:
「『学校になってきた』ということだと思う。生徒たちも初めは緊張していたけれど、笑顔が出てくるようになった。とても雰囲気が良くなってきた」

現在の生徒数は、16歳から87歳までの39人です。このうち外国籍の生徒は、中国、フィリピン、ネパールの各2人、合わせて6人です。
開校したことし4月と比べて、生徒は3人増え、外国籍の生徒も5人から6人になっています。

取材した生徒からは、「生徒も先生も一体となって、感謝でいっぱい」「少なくとも3年間は学び続けたい」といった声が聞かれました。

山川校長も「生徒の年齢や経験はさまざま。一人一人にどう対応すればよいか分かってきた」と話していて、学校側も手応えを感じているようです。

一方で、一人一人の学びを支える上で、課題もあります。

日本語の理解度に応じた指導です。
学びヶ丘中学校では、県が日本語指導の支援員を派遣して、学びを支えています。

全国でも指導体制づくりが進められていて、文部科学省はことし6月、日本語指導のガイドラインを公表しました。
来年度の入学に向けて、12月中旬には授業公開と学校説明会を予定しています。

山川校長は、「来てよかった」「頑張れた」と、みんなが思える学校にしたいと話しています。

一人一人の「学びたい」という気持ちを支えるため、学校の取り組みが続きます。
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