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7月9日(木) のニュース

2026年7月9日(木) 19:08

外国人ドライバーは人手不足の切り札に? カギ握る「外免切替」

運送業界の人手不足を解消しようと、人材紹介会社や職業訓練校などが、外国人ドライバーの受け入れを支援するプロジェクトをスタートさせました。

協定を結んだのは、人材紹介会社「朝日キャリアバンク」や、職業訓練校を運営する企業、それに外国から人材を送り出す団体です。

運送業界では人手不足が深刻化していて、国はおととし、在留資格の「特定技能」に「自動車運送業」を追加しました。

一方で、外国人が母国の運転免許を日本の免許に切り替える「外免切替」の試験は厳格化されていて、免許取得へのハードルが高くなっています。

今回の協定では、外国人材の紹介から外免切替に必要な知識や技能の試験対策までを一体的に行い、効率的な免許取得を目指します。

■朝日キャリアバンク 姫野秀信代表取締役:
「外免切り替えを早期にスムーズに取得するプロジェクトを作らないと、(人材確保が)難しい。4者が集まって一緒になって、こういうかたちになった」

人手不足解消につながるのか。仕組みと課題を見ていきます。

まずは、その背景です。

いま、運送業界では人手不足が続いています。

こうした中、国はおととし、在留資格の「特定技能」に「自動車運送業」を追加しました。

その一方で、新たな課題となっているのが、去年10月に厳格化された「外免切替」です。

審査が厳しくなったことで、大分県内では、知識確認の通過率が33.4%、技能確認はわずか3.9%と、高いハードルになっています。

では、「外免切替」とは、どのような制度なのでしょうか。

母国の運転免許を日本の運転免許に切り替える制度で、2つの試験に合格する必要があります。

1つ目は知識確認です。

日本の交通ルールなどを問う文章問題が50問出題され、正答率90%以上が合格ラインとなります。

そして2つ目が技能確認です。

免許センターのコースを実際に走行し、横断歩道で歩行者を優先できているか、踏切で一時停止できているかなどがチェックされます。

これらの試験を突破することが、いま非常に難しくなっています。

そこで、この高い壁を乗り越えるため、今回のプロジェクトでは、募集から就労までを一体的に支援します。

まず、ミャンマーやインドなどで人材を発掘・育成し、企業とのマッチングを行います。

その後、来日した人材を受け入れ、大分で外免切替の講習を実施します。

最短およそ3カ月での免許取得を目指し、就労後のサポートまで一貫して行います。

期待される効果としては、即戦力となる人材の確保や人手不足の解消、定着率の向上が挙げられます。

一方で、今後の課題は、日本語教育や日本の文化・生活習慣への理解です。

さらに、企業だけでなく、地域全体で受け入れる環境づくりも欠かせません。

物流など地域のインフラを支える新たな取り組みとして、今後の動向が注目されます。
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