NEWS

大分のニュース

5月18日(月) のニュース

2026年5月18日(月) 19:08

佐賀関大規模火災から半年 復興住宅“集合住宅案”見直しへ 住民から戸建て望む声

佐賀関の大規模火災から、18日で半年です。

復興に向けた動きが進む一方、被災した住民からは、早い復興と地域のつながりを望む声が聞かれました。

半年前の午後5時半すぎ、田中地区の住宅から出た火は、強風にあおられて周辺に燃え広がり、地域一帯をのみ込みました。

火元の住人が死亡し、火は196棟に延焼。

完全に鎮火するまでに17日を要する大規模火災となりました。

■江藤祐介アナウンサー:
「元々は住宅が密集していた田中地区です。私が歩いている道路に隣接する建物を中心に、撤去が終わり、さら地になった場所が増えたように感じます。その一方で、火災直後のまま残されている建物も多くあります。半年がたちましたが、撤去完了にはまだ時間がかかりそうです」

市によりますと、ことし1月から始まったがれきの解体・撤去作業は、対象172棟のうち、これまでに33棟で完了しています。

■自宅が全焼した男性:
Q.当時の記憶は?「もう鮮明に覚えています。衝撃的だったので忘れられない。まさかこんな大火災に巻き込まれるなんて思わないじゃないですか」

火災で自宅を失った男性は、近くの空き家を購入し、生活を続けています。

■自宅が全焼した男性:
「気持ち的にはあまり前に進まない。結構つらい。壊されていくのを見ると。(元に)戻ってほしい気持ちもあるが、複雑ですね。早く住民が戻ってこれて住めるのが一番」

そうした中、地域全体で前に進もうという動きも始まっています。

■田中地区の住民:
「話し合いで、田中地区にシンボルがあった方がいいと(意見が)出たので作っている。復活・復興の意味を込めてフェニックス(不死鳥)。(地域住民が)こうしてほしいという希望がなるべく通ってほしい」

火災から半年。

市が策定を進める復興計画も、今後の大きな焦点となります。

現地を取材すると、住民からは「なぜここまで燃え広がったのか、今でも考えることがある」といった声も聞かれました。

改めて、この火災では住宅など196棟に延焼し、火元の住宅に住む男性が死亡しました。

今月8日時点で、94世帯131人が、市営住宅などで避難生活を続けています。

大分市は、ことし1月から建物の解体・撤去作業を進めていて、対象となる172棟のうち、これまでに33棟で作業が完了しています。

市は、ことし11月末までに、すべての撤去を終えたいとしています。

その後、田中地区のテニスコート跡地に「復興住宅」を整備する方針です。

ただ、その復興住宅のあり方については、改めて検討が進められています。

もともと市は、1日でも早い復興を目指し、テニスコート跡地に集合住宅を建設する案を示していました。

しかし、被災した住民からは、「時間がかかっても戸建て住宅の形がいい」といった声が多く上がったということです。

これを受け、市は今月24日に開く住民との意見交換会で、新たな方針案を示す予定です。

そして、8月末には全体の復興計画を策定するとしています。

復興には、なお時間がかかる見通しですが、避難生活を続ける住民が、望む形で元の暮らしを取り戻せるかが課題となります。
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も

日付別ニュース一覧