NEWS

大分のニュース

10月26日(月) のニュース

2026年10月26日(月) 19:00

児童相談所の見学会 背景に深刻な人手不足 なり手を増やすための取り組みは?

子どもたちを守る児童相談所ですが、職員の人材不足が課題となっています。
担い手を確保するための取り組みを取材しました。

先週の金曜日、児童相談所の見学会が開かれました。
参加したのは、大分大学で福祉を学ぶ10人の学生です。
「箱庭療法」と呼ばれる、ミニチュアなどの表現で子どもの心理状態を把握する部屋や、面接室を見学。
現役の職員との座談会では、仕事のやりがいや大変さについてリアルな話を聞きました。

■学生:
「先輩方のポジティブなエピソードを聞くことで、児相に対して持っていたマイナスなイメージが払拭されて、いい経験になった」

一方、児童相談所では、人手不足が深刻な課題となっています。

■県中央児童相談所 坪井潤部長:
「職員は増やしてきたけど、精神的にきつい仕事もあり、定着しづらい。中堅職員がいない状況。そこが課題」

子どもたちの安全を守る児童相談所。
その担い手を確保し、育てていくために、どのような取り組みが進められているのでしょうか。

こちらは、全国の児童相談所が対応した児童虐待に関する相談の件数です。
こども家庭庁によりますと、2009年度は4万4000件でしたが、2024年度は22万4000件と、5倍以上に増えています。
業務の量がその分、増えているということですね。

児童相談所の職員、人材の確保や定着が課題です。
定年退職以外の退職者、2023年度には、全国で225人いました。
理由としては、「心身の不調」が最も多く、そのほかにも、「業務内容や仕事量に対する悩み」などが挙げられています。

国は、職員の育成や採用、定着を支援するため、体制の強化を進めています。
その1つが、VRを活用した取り組みです。
児童相談所の職員の立場で、母親との面接を疑似体験できます。

実際の支援現場に近い状況を体験することで、仕事への理解を深めてもらう狙いがあります。

そして、子どもたちを守るために、私たちにもできることがあります。
「虐待かもしれない」というようなことを見つけたら児童相談所虐待対応ダイヤル、189を押してください。
「いちはやく」で覚えてください。

また、子育てに関する悩みは、児童相談所相談専用ダイヤル「0120‐189‐783」で相談できます。
子どもたちのSOSを見逃さず、社会全体で支えていくことが大切です。
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も

日付別ニュース一覧