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10月12日(月) のニュース

2026年10月12日(月) 19:00

「大型電池で動く船」佐伯市の造船所が新たに建造 脱炭素への取り組み

佐伯市の造船所が、大型電池で動く船を新たに作りました。
脱炭素への取り組み、「次世代の船」の狙いとは。

10月8日、佐伯市の三浦造船所で開かれた進水式。
多くの関係者が見守る中、新たな船が海へと送り出されました。

今回、建造されたのは、大型のリチウムイオン電池でモーターを動かすEV船「たかさご」です。
全長82メートル、海上輸送用のコンテナ1350トンまで運ぶことができます。
これまでの重油だけを燃料とする船よりも、二酸化炭素の排出を大幅に抑えられます。

■三浦造船所・三浦唯秀社長
「日本初となる交換式のコンテナ電池を搭載したEV船、広島と神戸を結ぶコンテナEV船で、今からの日本のゼロエミッション船の先駆けになる船」

脱炭素の実現に向けて、造船業でも対応が進んでいます。

■三浦造船所・三浦唯秀社長
「この船がカーボンニュートラルの道しるべになるような船になってほしい」

次世代の船づくりに挑む背景には、造船業を成長産業として強化しようとする国や県の動きもあります。

佐伯市の三浦造船所が新しく作ったEV船ですが、当面は、電池でモーターを動かしつつ、重油で発電してモーターを動かすハイブリッド型で運航します。
将来的には、電池だけで動く船を目指しています。

EV船「たかさご」は、神戸と広島の間、およそ300キロを往復します。
今はコンテナ型電池を1台搭載していて、電池の電力だけで進めるのは、およそ100キロです。
将来的には電池を3台に増やします。
そして、両方の港に充電設備を整え、交換用電池を積み替えることで、充電を待つ時間を短縮する計画もあります。

造船業の強化に向けて、国や県も後押ししています。
国は、造船業の抜本的な強化を掲げ、2035年までに年間の建造量をおよそ2倍にする目標を打ち出しています。

大分県も、造船・船舶産業を集積させる「地域産業クラスター計画」を策定しました。
県は今後10年間で、造船分野に官民合わせておよそ420億円を投入する予定です。
県はおよそ220億円、港湾整備や人材育成を進めます。
造船会社はおよそ200億円で、設備投資などをするほか、外国人労働者の受け入れ体制を強化します。

大分の造船業がどう発展するのか、今後の動きに注目です。
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