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6月17日(水) のニュース

2026年6月17日(水) 18:59

全国一の地熱県・大分 新たな地熱発電所 実現への一歩

地熱発電量が全国一の大分県。

新たな地熱発電所の建設に向けた調査が進められています。

再生可能エネルギー事業などを手がける九電みらいエナジーは、国内7カ所で地熱資源の開発を進めていて、このうち県内では3カ所で調査を行っています。

■甲斐志信記者:
「地熱発電に使用される井戸の性能を調べる施設です。1300メートルの深さから、真っ白な蒸気が噴き上がっています」

16日は、九重町と由布市湯平にまたがる山下池南部地域で行われている噴出試験の現場が報道陣に公開されました。

この地域では、2017年から地表調査や掘削調査などが進められていて、今回の噴出試験では、発電に必要な蒸気が十分にあるかや、温泉への影響などを確認します。

■九電みらいエナジー 藤本顕治地熱開発部長:
「地熱発電は再生可能エネルギーのひとつとして、国産のエネルギーで安定している。特に九州地域は地熱資源が豊富なので、この地点を含めて開発を進めたい」

噴出試験は7月まで行われ、その結果などを踏まえ、2027年度までに事業化するかどうか判断する予定です。

全国有数の地熱資源を持つ大分県。

今回の噴出試験は、新たな地熱発電所の実現に向けた重要な一歩です。

ここからは、大分県の地熱発電の現状を見ていきます。

大分県は、地熱発電出力が約16万キロワットで全国1位。

まさに「全国一の地熱県」です。

今回取材した九電みらいエナジーは、県内で4か所の地熱発電所を運転しているほか、3か所で新たな調査を進めています。

国内の地熱発電出力の約43%を占める国内最大手です。

地熱発電の最大の特徴は、24時間安定して発電できることです。

天候や昼夜に左右されず、さらに、発電時の二酸化炭素の排出が少なく、純国産の再生可能エネルギーとして期待されています。

今回の噴出試験は、開発プロセスの2段階目となる「探査事業」に当たります。

地下の蒸気や熱水、それに蒸気量や圧力などを調べ、事業として成り立つかどうかを見極めます。

調査開始から発電所の完成までは、約15年かかる見通しです。

その結果を踏まえ、九電みらいエナジーは、資源量を評価したうえで、経済性が成り立てば、事業化するかどうかを判断する方針です。

仮に事業化されれば、発電能力は最大で1万世帯分を見込んでいます。

全国一の地熱県・大分。

その豊かな資源をどう生かしていくのか、今後の動きが注目されます。
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