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6月10日(水) のニュース

2026年6月10日(水) 19:23

農作物被害額約1億7500万円 2年連続増加 イノシシなどの対策を協議

イノシシやシカが農作物を食べる被害があとを絶ちません。

被害額は2年連続で増えていて、関係者が対策を話し合いました。

■中野杏美記者:
「こちらの田んぼでは、イノシシなどの侵入を防ぐため防護柵が設置されています」

田植え作業が続く大分市吉野にある水田。

過去、イノシシに稲が食べられる被害があったことから、5年ほど前に防護柵を取り付けました。

被害は改善されたということです。

県や猟友会などで作る県鳥獣被害対策本部は、毎年この時期に会議を開いていて、10日は約60人が参加しました。

県によりますと、イノシシやシカ、サルなどによる農林業の被害額は減少傾向にあったものの、2024年は11年ぶりに増加しました。

2025年の被害額は約1億7500万円で、2年連続で増えています。

■県森との共生推進室 梶原雅敏室長補佐:
「地道な取り組みが必要だと思います。物理的に侵入させないこと、対策をしていかなければならないことを生産者と一緒に考えて対策をしていきたい」

イノシシやシカに農作物が食べられる被害が県内で増え続けています。

2013年は2億9400万円で年々、減少していましたが2024年は約1億5700万円で11年ぶりに前の年を上回りました。

そして2025年は1億7500万円で2年連続の増加となったんです。

被害の約6割はイノシシによるものです。

県によりますと、一度に多くの子どもを産むイノシシが増えて、食べ物を求めて山から人里に下り、防護柵のない農地に侵入して作物を荒らしているということです。

そこで大切なのが対策です。

一番は農地など敷地内への「侵入」を防ぐことで、効果的なのが防護柵の設置です。

次に、えさ場をなくすこと、つまり収穫した農作物を置いたままにせず、きちんと徹底することが重要です。

また・田んぼや畑に来るイノシシやシカを捕獲するための、箱わなやくくりわなの設置も効果的です。

対策会議では2033年度までに、被害額9000万円以下を目標にしています。

県の梶原さんは「地域ごとに被害の状況が異なる。それぞれに応じた対策を進めたい」と話しています。

被害の実情を知って地域全体で防いでいくことが大切です。
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