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6月4日(木) のニュース

2026年6月4日(木) 18:54

「助かった命を守る」避難所生活での災害関連死防止へ 高齢者対象にセミナー

避難所での災害関連死を防ぐためにはどうすれば良いか。

大分市で、高齢者を対象にしたセミナーが開かれました。

■大分赤十字病院 柚木山美代看護師:
「地震が起こった直後は、助かった命がその後、持病の悪化や災害関連死によって半数が亡くなっている現状がある」

日本赤十字社県支部は、大きな災害が起きたとき「自助」「共助」の力を高めてもらおうと定期的に防災セミナー開いています。

テーマは「高齢者の避難」で、大分市大在地区のおよそ70人が参加しました。

大きな地震などが起きた時、避難所生活で問題となるのが「災害関連死」です。

心の負担や持病の悪化などで亡くなるケースが全国で相次いでいます。

セミナーに参加した高齢者が、看護師から効果的な体の動かし方を教わりました。

■参加者(78):
「高齢になると、ちょっとしたことで亡くなることがある。今後気をつけながら勉強していきたい」

特に高齢者に多い「災害関連死」。

簡単な行動で亡くなるリスクは減らせます。

そしてすぐにでもできる「高齢者の防災」とは。

災害が起きたときに身を守ることができても、その後の避難所生活で命を落としてしまうケースがあります。

それを災害関連死といいます。

10年前の熊本地震で災害関連死で亡くなった人の年齢です。

やはり高齢の人が多く70代以上が7割以上を占めています。

また、亡くなった人のうち87%が「既往歴あり」で、過去に病気を患ったことがある人でした。

特にこうした人は、地震への恐怖や避難所生活での肉体的・精神的負担が多く命にかかわってきます。

大分赤十字病院の柚木山看護師によりますと、「過去の地震では介護が必要な高齢者の容体が避難所生活で悪化し寝たきりになってしまったケースもある」といいます。

もし避難所での生活を余儀なくされたら、特にこちらに注意してください。

長時間同じ姿勢で座ることで血の流れが滞り血栓が肺に詰まる、いわゆるエコノミークラス症候群です。

そして、動かずに過ごすことで筋力や体力が低下し体や心の状態が悪くなる生活不活発病というのも心配です。

どちらも避難所や車の中で体を動かさないことで起きてしまいます。

それを防ぐために、スクワットや片足立ちつま先を動かす運動など、簡単なもので良いので、無理のない範囲で1日数回程度でも続けてください。

そして事前にできる対策もあります。

県は「ヘルプカード」の配布をしています。

これは、裏が白紙になっていて、障害のある人や高齢者など周囲の手助けが必要な人が配慮してほしいことや緊急時の対応を記載できます。

事前の備えやこうした知識を持ったり、周りの人に伝えたりすることが大切です。
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