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6月2日(火) のニュース

2026年6月2日(火) 23:18

無人営業で書店が24時間営業に 背景は「読書離れ」

大分市のある場所できのうから24時間営業が始まりました。

甲斐記者
「時刻は夜10時を回りました。本来なら閉店の時間ですが、きょうからこの書店では24時間営業に変わります」

24時間営業が始まったのは、大分市にある明屋書店高城店です。

これまでの営業時間は午前10時から午後10時まで。

その時間帯は、これまで通り従業員が対応しますが、午後10時から翌朝の午前10時までは無人での営業となります。

店内に入るには…。

甲斐記者
「入店する方法ですが、LINEで友だち登録をした後にこちらのQRコードを読み取ることで簡単に入店することができます」

入り口に設置されたQRコードを読み取って入店し代金はセルフレジでの支払いとなります。

現金やクレジットカードのほか、電子マネーも一部、利用できます。


「今まで(本屋が)夜開いているという感覚がなかったので、24時間開いていると聞いて幅が広がったと思う」
「仕事終わる時間が遅かったりすると、どうしても間に合わなかったりするので思い立った時に行けるというのはかなりいい」

24時間営業の導入は、明屋書店の本社がある松山市や山口県に続き4店舗目で、県内では初めてです。

無人営業で人件費を押さえながら新規のお客さんを狙います。

明屋書店営業本部 中島宣晃部長
「1人でも多くのお客様に時間を気にせず本を選んでいただくような環境を整えたくて無人書店を始めました。深夜帯、早朝帯、時間を問わず、いろいろなお客様に来ていただきたいと思う」

なぜ今24時間営業なのか?

デジタル時代を書店が生き抜くために求められることとは?

24時間営業を開始した明屋書店ですが、その背景にあるのは何なのかを見ていきます。

こちらのグラフは「紙と電子の出版物の販売金額」の推移を示したものです。

青色が紙出版、いわゆる書籍や雑誌で、赤い色で示しているのが電子コミックや電子書籍などの電子出版になります。

それぞれを2021年と比べると赤の電子出版が約1150億円増えているのに対し、青の紙出版は約2400億円減少しています。

こうした背景のひとつが、「読書離れ」です。
文化庁が発表した1カ月に読む本の冊数のデータなのですが「1冊も読まない」と答えた人の割合は、2023年度は62・6%と、6割以上の人が普段、本を読む機会がないという実態が浮かび上がっています。

今回の24時間営業には、少しでも本に触れる機会を増やす目的があります。

店側にとっては、これまでの営業時間では来店しづらかった新たな客層を獲得したい狙いがあります。

一方、客側にとっては、時間を気にせずいつでも気軽に来店できるという利便性があります。

デジタルではなくアナログでいつでも本に触れられる環境を整えることで読書へのきっかけが作られるかもしれません。
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