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3月19日(木) のニュース

2026年3月19日(木) 18:56

「信号があっても安全ではない」 横断歩道事故が多発 信号の有無で異なる危険

県内では、横断歩道上での人身事故が後を絶ちません。

こうした中、警察は事故が多発している交差点を公表し、注意を呼びかけています。

県警は、過去5年間に人身事故が3件以上発生した横断歩道、12カ所を公表しました。

■甲斐志信記者:
「県警が発表した横断歩道上での事故が多発している交差点の一つに来ています。ここでは、車の右折時による歩行者の巻き込み事故が相次いでいます」

この交差点は交通量が多く、5本の道路が交わる複雑な構造です。

そのため、ドライバーの見落としが起きやすいとされています。

一方、信号機のない交差点でも事故は起きています。

■甲斐志信記者:
「こちらは信号機がない交差点です。この横断歩道では、直進する車による歩行者の巻き込み事故が多発しています。今、横断歩道を渡ろうとしていますが、なかなか止まる気配はありません」

通勤や通学の時間帯には多くの人が利用しますが、減速せず通過する車も目立ちます。

県警によりますと、昨年度、横断歩道を渡っている最中に亡くなった人は7人で、この5年間で最も多くなりました。

■県警交通企画課 石川達郎次席:
「昨年は5年ぶりに交通事故死者が増加した。特に横断歩道を横断中の歩行者の方が多く犠牲になっている。運転者側の歩行者保護がしっかりと守られていない」

なぜ、横断歩道での事故が繰り返されるのか。原因と注意すべきポイントを解説します。

誰もが毎日利用する横断歩道。今、命に関わる事故が増えています。

去年、県内の横断歩道で起きた人身事故は109件。

亡くなった人は7人で、いずれも過去5年で最も多くなりました。

さらに、こうした事故の96%が「交差点」で発生しています。

なぜ、交差点でこれほど事故が繰り返されるのでしょうか。

注意をしたいのが、信号があっても安全ではないということです。

信号機が「ある」交差点では、事故のおよそ7割が「右折時」に起きています。

一方で、信号機が「ない」交差点では、「直進中」の事故が6割を超えています。

同じ交差点でも、信号機の有無によって危険な場面が変わっているのです。

では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。

右折事故は、ドライバーが対向車線に気を取られ、横断する歩行者を見落とすことで起きます。

一方、信号のない交差点での直進事故は、スピードが出やすく、横断歩道への意識が薄くなり、歩行者を見落とすことで発生します。

事故を防ぐために、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

ドライバーは、制限速度を守り、横断歩道では必ず止まること。

特に通勤や通学の時間帯は、より注意が必要です。

そして歩行者も、自分の身を守る意識が大切です。

車が止まってくれるだろうと過信せず、車の動きや左右の安全を確認して渡ってください。

また、薄暗い時間帯には反射材やライトを身に着け、自分の存在をしっかり知らせることが重要です。

毎日通る見慣れた横断歩道だからこそ、油断は禁物です。

運転する側も歩行者も、お互いを思いやることで事故は防ぐことができます。
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