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7月15日(月)

【大分】プラスチックごみが深海へ 影響は?(20:11 更新)

15日は海の日ですね。

大分県別府市で子どもたちが深~い海「深海」について学びました。驚きの連続だったようです。

豊かな海を次の世代へ残そうと海岸の清掃活動や教育イベントなどをしている大分市の社団法人「Mfisea」が毎年開いています。

テーマは「深海の秘密」

潜水調査船で深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構の磯部紀之さんが、普段なかなか見られない生き物を紹介しました。

エサを食べようとするカニと食べられまいと岩に隠れる深海の生き物イトエラゴカイの攻防など珍しい映像を見たあと子どもたちは海のゴミ問題について勉強しました。

小学6年生
「(深海には)色んな生き物がいて色んなゴミもあった」

小学2年生
「ごみがなくて魚がいっぱいいる海にしたいです」
私たちの身近にあふれているプラスチック。

どのくらいの量が海に沈んでいるのか?そして私たちの生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

(佐藤アナ)
世界中で問題となっているプラスチックごみですが実は深海にも沈んでいるんです。

どのくらいの量かと言いますと、世界の海で毎年800万トンものプラスチックが新たに海に流れているそうです。

重さにするとなんとジェット機5万機相当です。

これはあくまで新たに増えている量で、すでに世界の海に存在しているのは1億5千万トンほどと言われています。

そのプラスチックは軽くて水に浮きそうなイメージですが、どんなに軽いプラごみでも長い時間とともに色々なものが付着して海の深いところに沈んでしまいます。

太陽の光が届かない水深200メートルより深い海を「深海」と呼びますが、腐敗しない、拾う人がいないためプラごみは半永久的に沈んだままになってしまいます。

水深6000メートルより深い場所は宇宙よりも到達が難しいと言われていて、海底に沈んだごみの処理はとても難しいのが現状です。

そして私たちが住む大分の近海は実はゴミが漂流しやすいそうなんです。

その理由としては、別府湾や豊後水道の沿岸など入り組んだ湾があること、そして太平洋や瀬戸内海などから潮が流れ込んでくることです。

実際に大分県内の海岸では本州から流れ着いたカキの養殖に使われるこうしたパイプなどが多く拾われています。

海にプラごみが溜まることで私たちにどんな影響があるのでしょうか。

プラごみを食べた魚が食卓に並んだり将来魚が小さくなるかもしれないとも言われています。

食の問題に大きく関わってきますよね。

こうした悪影響を少しでも減らして海の生き物を守ろうという研究も進んでいます。

セミナーで講師を務めた磯部研究員は、元々海底にあるカニの殻や紙などと同じ素材を使ってプラスチックの代わりになるものを作る研究を進めています。

私たちの子どもや孫世代の生活を守るためにもこうしたプラごみの問題を一緒に考えていく必要があると感じました。

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