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4月18日(木)

【大分】南海トラフとの関連は?(19:00 更新)

17日の大きな地震は「南海トラフ地震」と関係があるのでしょうか。

大分地方気象台は「17日の地震は南海トラフの発生確率が急激に上がるようなものではない」と直接的な関連を否定しました。

判断するためのポイントは2つあります。

1つは「マグニチュード」地震のエネルギー「規模」のことです。

周辺で地震が起きると南海トラフ地震と関連があるかどうかを専門家らが調査しますが、その基準はマグニチュード6.8以上で、今回は6.6で0.2下回ったため調査しませんでした。
この数字を見てもしかしたらこう思う方もいるかもしれません。
「たった0.2の差で調査を始めないのはどうなのか?」
ただマグニチュード0.2の差で約2倍のエネルギーが違ってくるんです。
この差は大きいんですね。

もう一つの判断ポイントが「地震が起きた場所」です。

南海トラフは2つのプレート同士がぶつかっている深さ20キロほどの比較的浅いところで起こるとされています。
一方今回はもっと深い39キロ地点の片方のプレート内部で発生していて、そもそものメカニズムが違うんです。
こうしたことから気象庁は直接の関連を否定しました。

もし家の外で大きな地震に遭遇したときどういった行動を取ればいいのでしょうか。

エレベーターの中にいた時まずはすべての階のボタンを押すようにしましょう。
そして非常用ボタンを押して異常を伝えます。

次に「車の中」。
急ブレーキはかけずに少しずつ減速。交差点を避け左に寄せて車を止めます。
避難する時は、車のカギは付けたままにしてください。

最後に「お店の中」です。買い物かごなどで頭を守り、大型の商品や陳列棚など倒れやすいものから離れてください。

南海トラフ地震は今後30年以内に70~80%の確率で発生するといわれています。
万一に備えることが大切です。

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