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12月17日(水) のニュース
2025年12月17日(水) 19:14
年末年始に注意 餅だけじゃない「窒息事故」や低温やけど、ヒートショックの正しい対処法
年末年始が近づいてきました。
この時期、特にお正月に注意が必要なのが、食べ物をのどに詰まらせる事故です。
もし、近くで起きた場合、私たちはどう対応すればいいのでしょうか。
のどに詰まりやすい食べ物の代表が、お正月に食べる「餅」です。
国の統計によりますと、餅による高齢者の死亡事故は、1月が突出して多く、1年間の発生数の43%を占めています。
さらに、1月のうち、半数近くがお正月期間に起きています。
ただ、注意が必要なのは餅だけではありません。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「おせち料理に含まれるこんにゃくやかまぼこ、レンコンなどの根菜類ものどに詰まりやすい」
のどに詰まる事故は、高齢者や子どもに多く、激しい咳をしたり、のどを押さえて苦しんだりするのが、窒息のサインだといいます。
もし、家族や近くの人が、食べ物をのどに詰まらせたら、どのように対応するのが正しいのでしょうか。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「咳をしているようだったら、しっかりと咳こませて出させるのが一番」いつもと違うと感じたら迷わず助けを呼ぶ。異物除去はまずは背中を叩く方法から始める。肩甲骨の間を叩く。手のひらの厚くなった一番力の入るところで叩く」
体を前かがみにさせ、強めに叩くのがポイントです。
それでも効果がない場合は、お腹を突き上げる方法があります。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「へそを起点に握りこぶしをあてる。もう片手で包み込み、前腕を内方向にぐっと引き締める」
ただし、1歳未満の乳児や、妊婦、高度な肥満のある人には、この方法は適さないということです。
そして、年末年始は、ほかにも命に関わる事故があります。
「その時、どうするのか」知っていれば、命を守れる場面もあります。
寒い冬、特に年末年始に注意してほしいのは、食べ物による窒息事故だけではありません。
まず気を付けたいのが、気づかないうちに起きてしまう「低温やけど」です。
低温やけどは、触っても熱いと感じない程度の温度のものに、長時間触れ続けることで起こります。
カイロや湯たんぽのほか、実は、こたつも注意が必要です。
お正月など、こたつに入ったまま長時間過ごすと、低温やけどの危険があります。
もし低温やけどに気づいた場合、日本赤十字社県支部の北島さんは、「すぐに水や氷で冷やしてほしい」と話します。
低温やけどは、見た目は軽く見えても、皮膚の奥深くまで進行していることがあり、「大丈夫だと思わず、必ず病院を受診してほしい」としています。
そして、もう一つ注意したいのが、お風呂で起きる「ヒートショック」です。
急激な温度変化によって血管が収縮し、血圧が大きく変動することで、心筋梗塞や脳卒中につながる恐れがあります。
ヒートショックは、お風呂場や脱衣所だけでなく、寒くなりやすいトイレでも起こる可能性があります。
北島さんは、「使用前に脱衣所やトイレを暖めておくことが大切」「トイレに行くときは、上着を一枚羽織るだけでも効果がある」と話します。
また、もし家族などが風呂場で倒れていた場合は、無理に抱え上げず、浴槽のお湯を抜いてから助けを呼んでほしいということです。
正しい対処法を知っておくだけでも、大切な命を守ることにつながります。
この時期、特にお正月に注意が必要なのが、食べ物をのどに詰まらせる事故です。
もし、近くで起きた場合、私たちはどう対応すればいいのでしょうか。
のどに詰まりやすい食べ物の代表が、お正月に食べる「餅」です。
国の統計によりますと、餅による高齢者の死亡事故は、1月が突出して多く、1年間の発生数の43%を占めています。
さらに、1月のうち、半数近くがお正月期間に起きています。
ただ、注意が必要なのは餅だけではありません。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「おせち料理に含まれるこんにゃくやかまぼこ、レンコンなどの根菜類ものどに詰まりやすい」
のどに詰まる事故は、高齢者や子どもに多く、激しい咳をしたり、のどを押さえて苦しんだりするのが、窒息のサインだといいます。
もし、家族や近くの人が、食べ物をのどに詰まらせたら、どのように対応するのが正しいのでしょうか。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「咳をしているようだったら、しっかりと咳こませて出させるのが一番」いつもと違うと感じたら迷わず助けを呼ぶ。異物除去はまずは背中を叩く方法から始める。肩甲骨の間を叩く。手のひらの厚くなった一番力の入るところで叩く」
体を前かがみにさせ、強めに叩くのがポイントです。
それでも効果がない場合は、お腹を突き上げる方法があります。
■日本赤十字社県支部 北島純子さん:
「へそを起点に握りこぶしをあてる。もう片手で包み込み、前腕を内方向にぐっと引き締める」
ただし、1歳未満の乳児や、妊婦、高度な肥満のある人には、この方法は適さないということです。
そして、年末年始は、ほかにも命に関わる事故があります。
「その時、どうするのか」知っていれば、命を守れる場面もあります。
寒い冬、特に年末年始に注意してほしいのは、食べ物による窒息事故だけではありません。
まず気を付けたいのが、気づかないうちに起きてしまう「低温やけど」です。
低温やけどは、触っても熱いと感じない程度の温度のものに、長時間触れ続けることで起こります。
カイロや湯たんぽのほか、実は、こたつも注意が必要です。
お正月など、こたつに入ったまま長時間過ごすと、低温やけどの危険があります。
もし低温やけどに気づいた場合、日本赤十字社県支部の北島さんは、「すぐに水や氷で冷やしてほしい」と話します。
低温やけどは、見た目は軽く見えても、皮膚の奥深くまで進行していることがあり、「大丈夫だと思わず、必ず病院を受診してほしい」としています。
そして、もう一つ注意したいのが、お風呂で起きる「ヒートショック」です。
急激な温度変化によって血管が収縮し、血圧が大きく変動することで、心筋梗塞や脳卒中につながる恐れがあります。
ヒートショックは、お風呂場や脱衣所だけでなく、寒くなりやすいトイレでも起こる可能性があります。
北島さんは、「使用前に脱衣所やトイレを暖めておくことが大切」「トイレに行くときは、上着を一枚羽織るだけでも効果がある」と話します。
また、もし家族などが風呂場で倒れていた場合は、無理に抱え上げず、浴槽のお湯を抜いてから助けを呼んでほしいということです。
正しい対処法を知っておくだけでも、大切な命を守ることにつながります。




