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12月12日(金) のニュース
2025年12月12日(金) 20:24
危険運転の数値基準は?「高速度の数値基準」が国の法制審議会で示される
4年前、大分市で起きた194キロ死亡事故などを受けて、危険運転についての見直しが進んでいます。
今まで明確ではなかった「高速度の数値基準」が国の法制審議会で示されました。
2021年2月大分市大在の県道で、当時19歳の男が運転する車と、交差点を右折していた車が衝突。
当時50歳の小柳憲さんが亡くなりました。
19歳の男が運転していた車の速度は194キロ。
裁判では、これが危険運転にあたるかどうかが問われましたが、一審の大分地裁は危険運転致死の罪が成立するとして、2024年11月、懲役8年の実刑判決を言い渡していました。
被告側、検察側ともに控訴。
2026年1月に福岡高裁で判決が出る予定です。
これまで危険運転については、法律上の具体的な数値基準がなく、法務省の法制審議会で見直しが検討されています。
そして、12月9日具体的に何キロの速度が危険運転にあたるのかなど、高速度や飲酒運転の数値基準の試案が示されました。
その基準について詳しく見ていきます。
(平井アナ)
いわゆる194キロ死亡事故では一審で危険運転致死罪が認められましたが、過失運転と危険運転の基準はまだ不明確です。
過失運転ですが、運転上必要な注意を怠り人を死傷させた場合で最大7年の拘禁刑です。
一方、危険運転はより悪質な運転を厳罰化するため2001年に制定されました。
高速度や飲酒、妨害運転などが含まれます。
最大で20年の拘禁刑です。
今回示された数値基準です。
まず高速度運転について現行は「進行を制御することが困難な高速度」でしたが、見直し案では「一般道はその道の法定速度よりも50キロを超えるスピード」例えば法定速度が60キロの道路では110キロ以上ということになります。
「高速道ではこれが60キロ以上」です。
また、飲酒運転についても現行では「アルコールの影響で正常な運転が困難」な場合となっていましたが、見直し案では「呼気1L中0.5ミリグラム以上のアルコール濃度」と示されています。
194キロ死亡事故で弟を亡くした長文恵さんは、「今まで数値基準がなく危険の立証が難しかった今後基準が設けられれば一定の人は救われる。ただこの数値に満たないところは速度などを出してもいい」という間違った認識が植え付けられないように」してほしいとコメントしています。
今まで明確ではなかった「高速度の数値基準」が国の法制審議会で示されました。
2021年2月大分市大在の県道で、当時19歳の男が運転する車と、交差点を右折していた車が衝突。
当時50歳の小柳憲さんが亡くなりました。
19歳の男が運転していた車の速度は194キロ。
裁判では、これが危険運転にあたるかどうかが問われましたが、一審の大分地裁は危険運転致死の罪が成立するとして、2024年11月、懲役8年の実刑判決を言い渡していました。
被告側、検察側ともに控訴。
2026年1月に福岡高裁で判決が出る予定です。
これまで危険運転については、法律上の具体的な数値基準がなく、法務省の法制審議会で見直しが検討されています。
そして、12月9日具体的に何キロの速度が危険運転にあたるのかなど、高速度や飲酒運転の数値基準の試案が示されました。
その基準について詳しく見ていきます。
(平井アナ)
いわゆる194キロ死亡事故では一審で危険運転致死罪が認められましたが、過失運転と危険運転の基準はまだ不明確です。
過失運転ですが、運転上必要な注意を怠り人を死傷させた場合で最大7年の拘禁刑です。
一方、危険運転はより悪質な運転を厳罰化するため2001年に制定されました。
高速度や飲酒、妨害運転などが含まれます。
最大で20年の拘禁刑です。
今回示された数値基準です。
まず高速度運転について現行は「進行を制御することが困難な高速度」でしたが、見直し案では「一般道はその道の法定速度よりも50キロを超えるスピード」例えば法定速度が60キロの道路では110キロ以上ということになります。
「高速道ではこれが60キロ以上」です。
また、飲酒運転についても現行では「アルコールの影響で正常な運転が困難」な場合となっていましたが、見直し案では「呼気1L中0.5ミリグラム以上のアルコール濃度」と示されています。
194キロ死亡事故で弟を亡くした長文恵さんは、「今まで数値基準がなく危険の立証が難しかった今後基準が設けられれば一定の人は救われる。ただこの数値に満たないところは速度などを出してもいい」という間違った認識が植え付けられないように」してほしいとコメントしています。




