大分のニュース

大分市のごみ収集業務をめぐる官製談合事件について調査をしていた第三者委員会は、「１９年の長きにわたり入札の違反行為が繰り返されてきた」などとする報告をまとめました。

大分市が３年前に発注したごみ収集運搬業務の指名競争入札で、元環境部長らが予定価格を特定の業者に漏らし、落札させたなどとして有罪判決が言い渡されています。

原因分析と再発防止策を検討するため、市は今年４月に第三者委員会を設置しました。

２５日は平山秀生委員長らが記者会見を開き、詳細を説明しました。

第三者委員会は、当時市長だった佐藤知事や職員、５９人から聞き取りを実施。

その結果「入札情報漏えい事件は氷山の一角に過ぎず、複数の部署で常態化していた。遅くとも２００６年から２０２４年１２月ごろまでの間、約１９年の長きにわたって入札の違反行為が繰り返されてきた」としています。

第三者委員会は、「蔓延してきた事なかれ主義と決別し再発防止策の実施による大分市役所の再生を」と求めています。