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11月20日(木) のニュース

2025年11月20日(木) 19:36

被災地支援の輪広がる 鶏めし食や空き部屋提供も “私たちにできること”を探る

大分市佐賀関で発生した火災は、発生から丸2日が経過しました。

避難所での生活が続く中、支援の動きも広がっています。

避難場所となっている佐賀関市民センターには、20日正午時点で70世帯108人が避難しています。

飲料・生活必需品は市の備蓄などから提供されていて、市によると数日で不足することはないということです。

食事は企業や団体から支援があり、20日の朝食は吉野鶏めし、昼食はおでんとパン、夕食はおでんが提供されました。

鶏めしを届けた吉野食品の帆足千晴さんは、「ニュースで火事を知り、何かできることがあればと県に問い合わせたところ、朝食をお願いされた。朝4時半からスタッフ全員で協力しておにぎり2個入り200食分を作り、用意した」ということです。

100年以上前から佐賀関で事業を続けている企業も支援に取り組んでいます。

JX金属製錬佐賀関製錬所は、社員寮の空き部屋31室を、要請があれば被災者に提供できるように準備。

また、携帯電話の充電器も避難所に提供しています。

佐賀関製錬所総務課の上野さんは、「100年以上、地域の人たちにお世話になっている。支援を続けたい」としています。

被災地の支援を希望する場合は、どこに問い合わせどうしたらよいのか見ていきます。

まず、ボランティアに関してです。

大分市は、まだ消火活動が続いているため、個人ボランティアの募集は行っていません。

そして市の防災メールで、「周辺地域への不要不急の立ち入りは控えて」と呼び掛けています。

食料や飲料、生活用品などの物資の支援については、大分市物資支援部にお問い合わせください。
097-537-5625

市によると、現時点で深刻な物資の不足はないということです。

何か送りたいと検討をされている方は、送る前に物資支援課に相談することで、必要以上に物が集まったり、受け入れに困ることを防ぐことができます。

義援金の受付も始まっています。

大分市役所本庁舎1階案内所のほか、佐賀関を除く7つの各支所に募金箱が設置されています。

そのほか中津市や別府市などの市役所にも募金箱が設置されています。
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