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11月18日(火) のニュース
2025年11月18日(火) 20:33
「人の命より利益優先が過労死生む」長時間労働で息子を失った母親 講演で胸の内を語る
今月は「過労死等防止啓発月間」です。
大分労働局が開催したシンポジウムで、8年前に息子を亡くした母親が「過労死は防止できる」と訴えました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「お母さん、最後まで親孝行できなくて本当にごめんね。こんな馬鹿息子で本当にごめんね。最後に職場環境がもう少し良くなることを祈っています」
遺書を読み上げたのは、東九州過労死を考える家族の会の川浪晴美さん。
川浪さんの息子は2017年、食品卸会社で長時間労働が続くなか、自ら命を絶ち、2019年に労災認定を受けました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「毎朝早起きして、朝7時前には会社に着いて、夜9時過ぎに帰る日が1年半以上続きました。もう少し営業のやる仕事を見直していただくか、残業代を気持ちでも良いので付けてあげてください。よろしくおねがいします」
そして川浪さんは、参加した企業の経営者や労務管理者に向けて、こう訴えました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「月命日が近づくと、内蔵を素手でえぐりとられるように強烈な心の痛みをいまだに感じています。過労死は人災です。防止することができます。人の命より会社の利益を優先する企業が過労死を生み出しています」
労働局によりますと、昨年度、県内で労災補償の請求があったのは23件で、このうち補償が決定したのは9件でした。
大分労働局が開催したシンポジウムで、8年前に息子を亡くした母親が「過労死は防止できる」と訴えました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「お母さん、最後まで親孝行できなくて本当にごめんね。こんな馬鹿息子で本当にごめんね。最後に職場環境がもう少し良くなることを祈っています」
遺書を読み上げたのは、東九州過労死を考える家族の会の川浪晴美さん。
川浪さんの息子は2017年、食品卸会社で長時間労働が続くなか、自ら命を絶ち、2019年に労災認定を受けました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「毎朝早起きして、朝7時前には会社に着いて、夜9時過ぎに帰る日が1年半以上続きました。もう少し営業のやる仕事を見直していただくか、残業代を気持ちでも良いので付けてあげてください。よろしくおねがいします」
そして川浪さんは、参加した企業の経営者や労務管理者に向けて、こう訴えました。
■東九州過労死を考える家族の会 川浪晴美さん:
「月命日が近づくと、内蔵を素手でえぐりとられるように強烈な心の痛みをいまだに感じています。過労死は人災です。防止することができます。人の命より会社の利益を優先する企業が過労死を生み出しています」
労働局によりますと、昨年度、県内で労災補償の請求があったのは23件で、このうち補償が決定したのは9件でした。


