大分のニュース

大きな地震で道が寸断された時でも薬が届けられるよう、バイクとドローンを使った訓練が由布市でありました。

訓練は、由布市の養護老人ホーム寿楽苑とドローン協議会、ボランティアバイク隊、薬局が参加しました。

「薬局から老人ホームまでの途中にある橋が地震により崩落し、薬を運ぶ車が通れない」という想定です。

午前１０時４０分に薬局から依頼を受けたバイク隊が薬を運び、途中通れなくなると入所者約５０人分をドローンが４００メートルほど離れた老人ホームに運びました。

薬局から老人ホームまでは通常車で１０分ほどですが、今回は約２０分で届けることができました。

（寿楽苑　小野精治事務長）
「南海トラフの大きさは誰もわからない。想定する・何が何でも（施設の）利用者の薬を届ける。この訓練が理想通りにできた」

主催者は今回のような連携の方法をほかの福祉施設などにも広め災害対応力の向上につなげたいとしています。