大分のニュース

山の中の公道を猛スピードで走り抜ける自動車のラリー選手権が豊後大野市でありました。

（江藤アナ）
「くねくねと曲がった山の中を、大きなエンジン音をたてて猛スピードで走っていきます」

７年前から毎年豊後大野市で開催されている自動車のラリー選手権。
２８日は、九州各県のチームに所属するドライバーや整備士など約１２０人が参加しました。
コースは豊後大野市の市道全長１４５キロ。
一般車を通行止めにして行われました。
３８台がエントリーしタイムを競います。

順位を左右するのはドライバーの技術だけではありません。
「コ・ドライバー」と呼ばれ助手席でナビゲーターをする選手の役割も重要です。
事前の下見でカーブの大きさや傾斜、注意点をチェックし、ドライバーに適切に伝えます。
２人の息が結果につながります。

執行和也選手２２歳。今年、地元から初参加です。

（執行和也選手）
「雨が降りそうなので滑るし先が見えない状況になるかもしれないが無事帰ってくることを第一目標に頑張る」

緊張感も高まる執行選手でしたが…

（江藤アナ）
「初出場執行さんの車です。カーブも…安定して走っています」

初参加とは思えない走りを見せ、上位にも食い込むタイムで無事、完走しました。

（執行和也選手）
「自分でもびっくりするくらいタイムが縮んだ。経験値が上がった次も早く走れるように（頑張る）」

エンジンの轟音と共に山道を走る大迫力のラリーに、応援に駆けつけたギャラリーも釘付けになっていました。