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大分のニュース
9月26日(金) のニュース
2025年9月26日(金) 19:41
特定外来生物“ナガエツルノゲイトウ”その強力な繁殖力 「地球上で最悪の侵略的植物」
いま、生態系に悪影響を及ぼす外来生物が全国各地で問題になっています。
大分市内の川でも見つかり、県が駆除しましたがそれは「地球上で最悪の侵略的植物」とも、呼ばれています。
(小栗アナ)
「川の半分以上を覆いつくしているこちらの植物大分市大在で繁殖している外来生物です」
その植物の名は、「ナガエツルノゲイトウ」全国ではかなり前から見つかっていましたが、大分県内では発見されていませんでした。
ところが、今から3年前大分市大在を流れる江川で初めて確認。
繁殖力の強さから「地球上で最悪の侵略的植物」とも呼ばれています。
その怖さについて専門家はこう指摘します。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「最近は温暖化で、南米原産なので、暖かいとどんどん繁殖していく。最近は特に繁殖が早い、旺盛だと言われています」
植物の生態に詳しい瀬口三樹弘さん。
ナガエツルノゲイトウの繁殖力の強さの秘密は植物の構造にあると言います。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「節があって節のところから根っこが伸びている持ち上げたりするとポキっと折れるのでこれくらいの長さで折れたとしてもここから根が出るのでまたそこから広がっていく。繁殖力がこれが1番水に浮いて水陸両用で広がっていくということで駆除が大変になってくる」
繁殖して一番の問題になるのは、「生態系」貴重な在来種を脅かします。
それだけではありません。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「川全面を覆ったりすると水害になった時に流下阻害になったり田んぼの水を引く時にこれが邪魔になったり田んぼに入ると繁殖力が強いので除去をするのに一苦労する」
大分県は定期的に駆除をしていますが、現在も江川の数カ所で存在が確認されているそうです。
また、この川での駆除にはこんなハードルも。
(県生活環境部 自然保護推進室 羽田野康仁室長)
「在来植物、水生植物であったり魚とか貝とかそういう動植物が現在でも生息しているその状態を守りつつその間に繁殖した外来生物を駆除しないといけないなかなか苦労しているという現状があります」
県は専門家と検討を重ね、今後の方針を決めることにしています。
いまのところ県がナガエツルノゲイトウを県内で確認しているのは大分市大在の江川のみ。
なぜここで発生してしまったのでしょうか。考えられる理由は。
そして、将来どんな影響が心配されるのでしょうか。
「地球上で最悪の侵略的植物」ってすごい怖いですね。
県内では、大分市大在にある江川で初めて確認されました。
どうしてその江川に存在しているのか専門家の見立てでは「水草として使っていたものを何らかの理由で川に流した」ことで繁殖が進んでしまった可能性があるということです。
こうした「ナガエツルノゲイトウ」などの特定外来生物は飼育や栽培、野外に放つことが法律で禁止されています。
違反すると最大で3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科せられる場合があります。
ナガエツルノゲイトウはもともと南米原産の多年草で水辺に生息します。
厄介なのがその繁殖力の強さなんですね。
水と陸どちらでも育つことができます。
温暖化の影響もあり江川も日当たりが良いことから繁殖したのではないかということです。
繁殖することによって深刻な問題が出てきます。
一番大きな問題は在来種への影響です。
水の底で育つため貝類などの生息場を狭めます。
また水流の妨げにもなりますし水田でも繁殖しますので農作物の被害も深刻です。
特徴としては白い花が咲く場合があり葉の脇から伸びています。
茎が長く節から根が伸びているのも特徴です。
そしてみなさん気を付けてほしいのが、もしも見つけた場合は絶対に触らないでください。
茎が折れやすく触るとより広がってしまうんです。
発見したり家にある場合などは大分県自然保護推進室097-506-3022まで相談してください。
一度その場所に存在してしまうとものすごい勢いで広がっていきますから、捨てたり、見つけても触ったりしないようにしてください。
大分市内の川でも見つかり、県が駆除しましたがそれは「地球上で最悪の侵略的植物」とも、呼ばれています。
(小栗アナ)
「川の半分以上を覆いつくしているこちらの植物大分市大在で繁殖している外来生物です」
その植物の名は、「ナガエツルノゲイトウ」全国ではかなり前から見つかっていましたが、大分県内では発見されていませんでした。
ところが、今から3年前大分市大在を流れる江川で初めて確認。
繁殖力の強さから「地球上で最悪の侵略的植物」とも呼ばれています。
その怖さについて専門家はこう指摘します。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「最近は温暖化で、南米原産なので、暖かいとどんどん繁殖していく。最近は特に繁殖が早い、旺盛だと言われています」
植物の生態に詳しい瀬口三樹弘さん。
ナガエツルノゲイトウの繁殖力の強さの秘密は植物の構造にあると言います。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「節があって節のところから根っこが伸びている持ち上げたりするとポキっと折れるのでこれくらいの長さで折れたとしてもここから根が出るのでまたそこから広がっていく。繁殖力がこれが1番水に浮いて水陸両用で広がっていくということで駆除が大変になってくる」
繁殖して一番の問題になるのは、「生態系」貴重な在来種を脅かします。
それだけではありません。
(大分生物談話会 瀬口三樹弘さん)
「川全面を覆ったりすると水害になった時に流下阻害になったり田んぼの水を引く時にこれが邪魔になったり田んぼに入ると繁殖力が強いので除去をするのに一苦労する」
大分県は定期的に駆除をしていますが、現在も江川の数カ所で存在が確認されているそうです。
また、この川での駆除にはこんなハードルも。
(県生活環境部 自然保護推進室 羽田野康仁室長)
「在来植物、水生植物であったり魚とか貝とかそういう動植物が現在でも生息しているその状態を守りつつその間に繁殖した外来生物を駆除しないといけないなかなか苦労しているという現状があります」
県は専門家と検討を重ね、今後の方針を決めることにしています。
いまのところ県がナガエツルノゲイトウを県内で確認しているのは大分市大在の江川のみ。
なぜここで発生してしまったのでしょうか。考えられる理由は。
そして、将来どんな影響が心配されるのでしょうか。
「地球上で最悪の侵略的植物」ってすごい怖いですね。
県内では、大分市大在にある江川で初めて確認されました。
どうしてその江川に存在しているのか専門家の見立てでは「水草として使っていたものを何らかの理由で川に流した」ことで繁殖が進んでしまった可能性があるということです。
こうした「ナガエツルノゲイトウ」などの特定外来生物は飼育や栽培、野外に放つことが法律で禁止されています。
違反すると最大で3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科せられる場合があります。
ナガエツルノゲイトウはもともと南米原産の多年草で水辺に生息します。
厄介なのがその繁殖力の強さなんですね。
水と陸どちらでも育つことができます。
温暖化の影響もあり江川も日当たりが良いことから繁殖したのではないかということです。
繁殖することによって深刻な問題が出てきます。
一番大きな問題は在来種への影響です。
水の底で育つため貝類などの生息場を狭めます。
また水流の妨げにもなりますし水田でも繁殖しますので農作物の被害も深刻です。
特徴としては白い花が咲く場合があり葉の脇から伸びています。
茎が長く節から根が伸びているのも特徴です。
そしてみなさん気を付けてほしいのが、もしも見つけた場合は絶対に触らないでください。
茎が折れやすく触るとより広がってしまうんです。
発見したり家にある場合などは大分県自然保護推進室097-506-3022まで相談してください。
一度その場所に存在してしまうとものすごい勢いで広がっていきますから、捨てたり、見つけても触ったりしないようにしてください。