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9月24日(水) のニュース

2025年9月24日(水) 19:18

県内の“危ない交差点”発表 ワーストは大分市森の県道21号 思わぬところに危険が

秋の全国交通安全運動が始まり、各地で安全への呼びかけが行われています。

そんな中、事故が起きやすい、危ない交差点が発表されました。

警察が発表した事故件数のデータをもとに、日本損害保険協会が公表した「危ない交差点」。

大分県内の“ワースト1”に挙げられたのが…。

■江藤アナウンサー:
「大分市森の県道21号にあるこちらの交差点です。常に交通量が多く、朝や夕方は渋滞もします」

この交差点では、去年1年間に5件の人身事故が発生しています。

原因として考えられるのは、交通量に加えて車の切れ目が分かりにくい点です。

■江藤アナウンサー:
「車が多いうえ、片方はカーブなので、車が途切れるタイミングが分かりづらいです」

「県道に出づらそうです…。あ、かなりギリギリで出ていきました」

このほか、大分城址公園前の交差点なども挙げられていて、いずれも交通量の多さが共通点となっています。

警察によりますと、県内では今年これまでに1388件の人身事故が発生。

去年の同じ時期より83件減っていますが、死者数は8人多い26人に上っています。

事故が起きやすい交差点。日ごろから注意すべきポイントを解説します。

フカボリです。

誰もが遭う可能性のある交通事故。これから日没が早くなる季節は、特に注意が必要です。

去年、県内で起きた交通事故件数をみると、8月と9月は170件前半でしたが、10月に入ると187件と増加に転じています。

日没時間が早まるタイミングで事故が多くなっているのです。

警察庁の統計では、交差点での事故のうち半数近くが「車と歩行者」。

そして昼間に比べ、夕暮れ時は3倍以上に増えるというデータもあります。

歩行者にとって命の危険が大きいのは言うまでもありません。

では、歩行中にどんなことに気をつければいいのでしょうか。

警察庁は「横断時は左から来る車に特に注意を」と呼びかけています。

歩行者に近い右側の車は停まってくれることが多く、安心して渡ろうとすると、奥側=左から来る車との事故につながりやすいのです。

農道のように見通しの良い道を走る時も油断できません。映像をご覧ください。

これは「コリジョンコース現象」と呼ばれるもので、互いに接近しているのに気づきにくいケースです。

左から交差点に近づく車がまるで止まっているように見えてしまいます。

さらに、フロントガラス横の柱=ピラーに隠れて相手が死角に入ることもあります。

正面だけに集中せず、意識的に頭と目線を動かし、減速して確認するようにしてください。

そして共通するのは、車も自転車も歩行者も「早めのライト点灯」です。

県警は、これが事故防止につながると呼びかけています。日没が早まるこれからの時期いつも以上の注意が必要です。
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