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9月11日(木) のニュース

2025年9月11日(木) 19:24

水道水に異臭 30万人に影響 原因はプランクトン 健康影響なく活性炭で対応

「水道水から墨汁のような臭いがする」という問い合わせが大分市役所に相次いでいます。

市は健康への影響はないとしていますが、原因を取材しました。

■大分市民:
「パックの麦茶を作ろうとしたら変な感じがした」

大分市で、普段使う水道水から墨汁の臭いがするという報告が相次いでいます。

市によりますと、4日前からこうした問い合わせが相次いでいて11日までに200件近く寄せられているといいます。

墨汁のような臭いの原因は…。

■江藤アナウンサー:
「大分市は、大分川上流にある芹川ダムでプランクトンが大量発生したことが原因と発表しています」

市が調査したところ、先週木曜日ごろからプランクトンが急増していることが判明。

市が浄水場で活性炭を入れるなどの対応をしています。

■大分市浄水課 荒金浩司課長:
「今は給水地点でも家庭の蛇口でも(臭いを)感じない濃度にまで落ちている」

水道水から発生した墨汁のような臭い。原因となったプランクトンはなぜ発生したのか。そして、飲んでも問題はないのでしょうか。

フカボリです。

もしかしたらみなさんの中にも臭いを感じた方がいるかもしれません。

今回臭いが発生した可能性があるのは、大分市の中心部を含む中部と西部、大南地区で、あわせて約30万人と広範囲に広がっています。

11日までに200件近くの問い合わせが寄せられていて「家に浄水器はあるがそれでも臭いがした」という声もありました。

これを受け大分市は、臭いが発生した時に使用している活性炭を使い臭いを吸収する対応をしています。

今回は影響範囲が広いこともあって11日は2700キロを使用したそうです。

臭いを発する原因はプランクトンとみられていてなぜダムに大量発生したのか実ははっきりとした原因はまだ不明だそうです。

ただ今年の猛暑も考えられる要因のひとつとみられています。

厳しい暑さでダムの水温が上がったためプランクトンの増殖が進んだ可能性があるということです。

今回プランクトンが発生した芹川ダムは、11年前にも同じ事象が起きています。

その時は2カ月ほど続いたそうです。

そして現在、臭いは発生当初よりはだいぶ抑えられてはいますが、プランクトンが多い状態は続いています。

市の担当者は、「今の状態でも健康への影響はない。水質に問題が無いことは市の調査でも確認済み。安心して飲んでほしい。引き続き原因の調査も進めていく」としています。

もし臭いが気になる時は、沸騰させれば抑えることができるそうです。
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