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9月2日(火) のニュース

2025年9月2日(火) 19:52

“落雷被害”県内で相次ぐ 猛暑続き9月も要注意 予兆を知って安全確保を

県内では最近、落雷による被害が相次いでいます。夏に多い雷ですが、9月に入ってもまだ注意が必要です。

ついさっきまで晴れていたと思ったら、突然の大雨と雷。このところ多いなと思いませんか?

先月半ば、日出生台演習場で訓練中の陸上自衛隊員2人が落雷によって感電し、命を落としました。

さらに、先月27日には杵築市と別府市で相次いで住宅火災が発生。いずれも落雷が原因とみられています。

■新岡智昭アナウンサー:
「うみたまごの近くにある歩道橋のエレベーターです。先月31日、落雷の影響で停電が発生し、人が閉じ込められました」

消防によりますと、7人が、20分ほどエレベーターの中に閉じ込められましたがその後、復旧し、全員、無事でした。

■上岡亜美気象予報士:
「原因の1つが記録的な猛暑。地上付近の気温が高い状態が続いているので、大気の状態が不安定になり雷雲が発達しやすい。この先、平年よりも気温が高い日が続くので、引き続き雷に注意が必要」

雷から身を守るためには?意外と見落としがちな注意点とは?

このところ相次いでいる落雷による被害。暑さが続いている今、まだまだ要注意です。

こちらは大分市の雷の観測日数。1991年から2020年の平均ですが、やはり気温が高くなると増える傾向にあります。

7月が最も多く5.8日なんですが、9月も3.3日と比較的多いですし、今年はまだ夏のような猛暑が続いているので注意してください。

雷が落ちるのには「予兆」があります。ゴロゴロと雷鳴が聞こえたら15キロから20キロ以内で雷が発生している合図です。

また黒い雲が近づいてきた時、急に冷たい風が吹いた時、これも雷の予兆です。そういった予兆があれば、安全な場所へすぐに避難するよう心がけましょう。

まずは頑丈な建物に避難してください。そして車の中も比較的安全とされています。ただ、車体や車の金属部分を触らないようにしてください。

すぐ近くに建物や車がない場合に、木の下で雨宿りすることは絶対に避けてください。木から4メートル以上離れて、できるだけ体勢を低くしてください。

そして意外にも家の中でも注意が必要なんです。部屋の中にも電気が伝わる恐れがあります。

人への感電を防ぐために、家電や照明からは1m以上離れて部屋の中心にいるようにしましょう。

また、お風呂も金属管などを伝って雷が侵入する恐れがあります。雷が鳴っている時は入浴を避けた方がより安全です。

雷は突然襲ってきます、油断せずに身を守ってください。
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