NEWS
大分のニュース
8月14日(木) のニュース
2025年8月14日(木) 19:26
大分ゆかりの外交官・重光葵の足跡 国際外交の貴重資料 県内初“降伏文書”展示
戦後80年という節目の年を迎える中、終戦に大きく関わった大分出身の政治家・重光葵に焦点を当てた企画展が、大分市の県立先哲史料館で開かれています。
展示では、今の豊後大野市に生まれた重光葵の生涯と、外交官・政治家としての足跡が紹介されています。
■県立先哲史料館 松原勝也主幹研究員:
「外交官という立場で、平和を一生求め続けた人」
こちらの写真は、1945年9月2日、アメリカの戦艦ミズーリ号で行われた日本の降伏文書の調印式の様子です。
中央に写っているのが、当時外務大臣を務めていた重光葵。
日本が正式に戦争に敗れたことを認める文書に、国家を代表して署名しました。
■松原さん:
「こちらが80年前に重光葵が署名をした降伏文書の原本・本物です」
今回、その実物が初めて大分で展示され、注目を集めています。
文書には重光葵のほか、連合国軍最高司令官マッカーサーの署名も記されています。
■松原さん:
「いわゆる外交文書なので、国のものということ。外交史料館から外に出ることは本来ないような門外不出のような性格の資料」
さらに、重光が調印の直前に詠んだ祖国の再生を願う短歌や、外交官としての責任をつづった手紙など貴重な資料が並び、彼の覚悟と生き様を伝えています。
■松原さん:
「病気で体調が悪い時期もありながら、それでも自分の夢をしっかり持って、常に外交に生きていたというプライドを持って、それを優先して生きている。平和を実現するために生きている。そこが彼の生き様」
終戦80年企画展「先哲・重光葵」は、県立図書館内の先哲史料館で来月15日まで開催されています。
展示では、今の豊後大野市に生まれた重光葵の生涯と、外交官・政治家としての足跡が紹介されています。
■県立先哲史料館 松原勝也主幹研究員:
「外交官という立場で、平和を一生求め続けた人」
こちらの写真は、1945年9月2日、アメリカの戦艦ミズーリ号で行われた日本の降伏文書の調印式の様子です。
中央に写っているのが、当時外務大臣を務めていた重光葵。
日本が正式に戦争に敗れたことを認める文書に、国家を代表して署名しました。
■松原さん:
「こちらが80年前に重光葵が署名をした降伏文書の原本・本物です」
今回、その実物が初めて大分で展示され、注目を集めています。
文書には重光葵のほか、連合国軍最高司令官マッカーサーの署名も記されています。
■松原さん:
「いわゆる外交文書なので、国のものということ。外交史料館から外に出ることは本来ないような門外不出のような性格の資料」
さらに、重光が調印の直前に詠んだ祖国の再生を願う短歌や、外交官としての責任をつづった手紙など貴重な資料が並び、彼の覚悟と生き様を伝えています。
■松原さん:
「病気で体調が悪い時期もありながら、それでも自分の夢をしっかり持って、常に外交に生きていたというプライドを持って、それを優先して生きている。平和を実現するために生きている。そこが彼の生き様」
終戦80年企画展「先哲・重光葵」は、県立図書館内の先哲史料館で来月15日まで開催されています。