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8月11日(月) のニュース

2025年8月11日(月) 19:35

大雨 県内に線状降水帯 雷に道路は冠水 日田市では観測史上最大の117ミリ観測

10日から11日にかけて激しい雨に見舞われました。
一時、線状降水帯も発生し記録的な大雨となりました。
被害も出ています。

(内野航アナ)
「この道をずっと進むと日田駅中心部に向かっていくんですが、ハザードランプをたいてとまっている車があります。ここから見える範囲でタイヤの半分くらいまで水が浸かってしまって動けない状態です」

10日夜、線状降水帯が発生した大分県西部。
大きな雷が鳴り響き、道路は水に浸かってしまっていました。
日田市では10日午後8時半前に1時間雨量117ミリを観測。
これまで最多だった1948年の97.6ミリを超え観測史上最多に。
記録的短時間大雨情報も出されました。
列車が止まり、JR大分駅前にはタクシーを待つ人で長い列ができていましたが、11日朝は・・・

(中野記者)
「きょうは連休最終日ということもあり、チケットの払い戻しや変更にくる多くの人の姿が見られます」

(駅の利用者)
「切符を変更する、きのう遅延して(急遽)ホテルに泊まったから」
「(今から)宮崎です、まさかこんなに混んでいるとは」

大分県は11日の午前中に線状降水帯予測情報の対象地域からは外れましたが、日田市に高齢者等避難が出されています。

大雨から一夜明け・・・

(内野アナ)
「日田市から玖珠町へ続いていく県道48号です。のり面が崩れ道路が片側通れなくなっています、大きな岩、木が根っこごと崩れ落ちています」

また日田市田島町の県道でも高さ約10メートル、太さ約40センチの木が倒れ、全面通行止めになりました。
巻き込まれた車やけが人はいません。

目の前の道路を勢いよく流れていく雨水。
日田市役所近くにある食堂「大原屋」の前です。
大原屋の店主、財津さんはこの直後、2倍くらいの高さの水が土のうを越えて流れ込んできたと話します。

「ここまで浸かった。(地面に)あったものが浮いて、台車とか中に入ってしまった」
Qこれが流されて入った?
「そうです」

食堂と倉庫が浸水の被害にあいました。
水が引いてもその爪痕はくっきりと残されています。

(店主・大原屋 財津喜充さん)
「10分20分という単位でどんどん水が増えていって、あっという間に水が入りました
。(今回の水が増える)速さ的には初めてです外に出てずぶ濡れで土のうを積んでいたけど(足の)すねくらいの水がどんどん押し寄せてきて」

から揚げやカレーなどをテイクアウトすることも出来る「大原屋」。
お店はお盆期間も営業する予定でしたが、11日からしばらく臨時休業するそうです。

(店主・大原屋 財津喜充さん)
「裏の倉庫まで水が入ったことが久しぶり中のもの全部取り出して分別作業とか乾かしたりっていうメンテナンスが少し時間がかかると思う。お盆休みのような感じで休ませてもらってその間になんとかまとめようと思う」

今回の大雨は交通機関にも大きな影響が出ました。
JR特急ソニックが博多から小倉の間が終日運休。小倉から大分までが本数を減らしての運転です。

また、日豊線、豊肥線、久大線の一部の普通列車が運転見合わせ、また遅れも出ています。

大分自動車道は玖珠ICから福岡県の杷木ICまでが通行止めになっていて、高速バスが終日運休や運転見合わせになっています。

※11日午後6時半現在
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