大分のニュース

５年前、大分県宇佐市安心院町で親子を殺害したとして罪に問われている男に対する控訴審判決がありました。

福岡高裁は一審の死刑判決を支持し、被告弁護側の控訴を棄却しました。

強盗殺人と住居侵入の罪に問われている佐藤翔一被告（４０）。

判決などによりますと、佐藤被告は２０２０年２月宇佐市安心院町で当時７９歳の女性と当時５１歳の息子を包丁などで刺して殺害し、現金８万８０００円を奪ったとされています。

一貫して無罪を主張する被告に対し、大分地裁は去年７月、死刑を言い渡しました。

福岡高裁で開かれた控訴審で、弁護側は一貫して「被告が犯人とする大分地裁の判決には事実誤認がある」と主張していましたが、福岡高裁は「被告人の犯人性が強く認められ一審判決の認定は不合理とは言えない」などとして大分地裁の死刑判決を支持。

被告弁護側の控訴を棄却しました。