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7月31日(木) のニュース

2025年7月31日(木) 19:31

海外からの津波は過去にも “注意報解除”の今、なにをすべき?

大分県沿岸部は31日午前に津波注意報が解除されました。

地震が起きたのは30日の午前8時25分。震源はカムチャツカ半島の東方沖、マグニチュード8.7の規模でした。

震源から大分まではおよそ3100km離れていますが、佐伯市松浦では30日午後1時38分に10センチ、午後9時24分に20センチの津波を観測。別府港でも午後2時27分に10センチの津波を観測しました。

過去にはさらに遠く離れた震源の地震で大分に津波が到達したことがあります。

2010年、チリでマグニチュード8.8の地震が発生した時は、大分までおよそ1万7800キロメートル離れていますが、大分で30センチ、別府港で41センチの津波を観測。

さらにさかのぼると1960年、同じくチリでマグニチュード9.5の地震が発生し、中津で40センチ、大分市の鶴崎では1メートル34センチの津波を観測しました。

津波注意報が解除されても注意が必要です。

地震に詳しい大分大学減災センターの鶴成悦久教授は、「今後も余震の可能性はある油断せずに備えと警戒を続けてほしい」と話しています。

どんな備えがいるのか3つの想定で考えます。

想定1
地震で大分が揺れたら、スムーズな避難が必要。普段から家具を固定して避難口の確保をしておいてください。
南海トラフ巨大地震では津波到達まで佐伯市で最短16分と想定されています。

想定2
今は夏休みで家に子どもさんだけということも想定されます。連絡が通じないこともあります。
避難先を紙に書いて貼るなどして見える化しましょう。

想定3
今の時期、海にいることも多いですよね。海に入っているときはサイレンが聞こえません。この津波フラッグが見えたら海から離れて高い所へ逃げましょう。
今回の津波注意報をきっかけに、備えを再確認して命を守りましょう。
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