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7月16日(水) のニュース

2025年7月16日(水) 19:24

【フカボリ】“東九州新幹線 早期実現を” 関係者が方針を確認 佐藤知事、全国知事会で財源の具体策を提案へ

福岡から大分、宮崎を経由して鹿児島までを結ぶ東九州新幹線。その実現を目指す期成会が開かれました。

会議には、佐藤知事をはじめ県内の市長、町長、経済団体のトップら、あわせて33人が参加しました。

シンポジウムの開催や、国交省への要望活動など、昨年度の取り組みが報告されました。

今年度はステッカーの配布やイベントを通じて、県民への周知活動を進めることが確認されました。

■佐藤知事:
「全国的な機運醸成と、基本計画路線の検討を含めた新幹線整備の促進を進めたい」

佐藤知事は、来週開催される全国知事会で、東九州新幹線整備に必要な財源の具体策を提案する予定です。

現在、東九州新幹線は国の「基本計画路線」と位置づけられていますが、整備に向けては「整備計画」へ格上げされる必要があります。

東九州新幹線の具体的なルートや費用について、まとめてお伝えします。

では、フカボリしていきましょう。
県が進める東九州新幹線。おととし県が行った調査の中で、大分を通る2つのルートが想定されています。

青い線は、北九州の小倉を経由する日豊線ルート、赤い線が、日田や由布院など内陸部を通って大分に至る久大線ルートです。

日豊線ルートは大分から博多までが47分。
現在は知っている特急より1時間22分短縮できます。
また、あくまで試算ですが、料金は7440円。

一方で久大線ルートは、大分と博多を46分で結び、今より1時間23分短縮。料金は6730円と試算されています。

それぞれメリットとデメリットが指摘されています。日豊線ルートのメリットは、大分から小倉までが、最短、31分で行けるようになります。

小倉では山陽新幹線に乗り換えできるので、本州への接続がとても便利になります。

久大線ルートのメリットはというと、新鳥栖駅経由で長崎や熊本へのアクセスがよくなります。日田や由布院といった観光地も経由します。

一方、デメリット、日豊線ルートは、大分-博多間の料金が久大線ルートよりも700円ほど高くなること。

久大線ルートの弱点は、山あいを通るためトンネルが多く、工事にも時間がかかる可能性があります。

もし実現する場合、どれぐらいの時間が必要なのか、佐藤知事は、「整備開始までには最低でも20年以上かかる。少しでも早い実現に向け国に働き掛けていきたい」と話していました。
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