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大分のニュース
7月15日(火) のニュース
2025年7月15日(火) 20:04
【フカボリ】連日続く暑さ 子どもたちの遊びにも変化が 猛暑日には外で遊べず
大分県内各地で猛暑日が続く中、子どもたちの外遊びにも変化が出てきています。幼稚園での熱中症対策を取材しました。
15日、大分市では最高気温34.5度を記録し、猛暑日一歩手前の暑さに、子どもたちも帽子をかぶり水分補給をしながら遊びます。
最高気温33.5度を記録した日田市の幼稚園では・・・。
■子ども:
「めちゃくちゃ暑い」
「朝は涼しかったのに」
■三隈幼稚園 梶原星子教頭:
「朝来て気温が下がっている時間にいっぱい遊んで、気温を見ながら室内遊びに切り替える」
三隈幼稚園では、暑さが厳しくなった数年前から、ミストが出る機械を設置して、子どもたちが少しでも涼しく遊べる工夫をしています。
また、こまめな水分補給はもちろん、子どもたちにも分かりやすいように旗の色で注意を呼び掛けます。
気温が30度以上になると黄色に。35度以上で赤に変わり外遊びはできなくなります。
■三隈幼稚園 梶原星子教頭:
「昔だったら、梅雨が明けたら外で遊ぶプールを楽しむということだったのですが、今年は梅雨も短く、明けたら外遊びができない。十分気を付けようと」
変化する夏の外遊び。子どもの熱中症を防ぐために気を付けることとは?
ここからはフカボリです。
厳しい暑さで子どもたちにも影響が出ています。まず夏の遊びの実態を見ていきます。
飲料メーカーが行った実態調査で、1回あたりの外遊びの時間を調べました。
1日1時間未満と答えた割合が青の部分です。春は32%なんですが、夏は54.8%と夏は外で遊ぶ時間が短くなります。
大人でも、やはりこの暑さの中1時間以上外で活動するのは厳しいという実感があります。
大分市のまいづる保育園では、「屋上のプールでシャワーを浴びるなどしているが、ここまで暑いと、本当にいいのか?一方で、外遊びが無いと子どもたちが満足感を得られない、体力が落ちるなどの懸念がある」といった葛藤も聞かれました。
こういった保育園などで、外遊びの判断の指標として使われているのが、暑さ指数と呼ばれるものです。
暑さ指数であるWBGTとは、気温や湿度などから算出されるもので、熱中症の危険度を判断する指標です。
こちらきょうの午後3時時点の数字です。大分市で28日田市では25.5です。
指数25以上28未満で警戒で積極的な休息が必要になります。28以上31未満は厳重警戒で、激しい運動は中止すべき。そして31以上、これは危険にあたります。運動は原則禁止です。
暑さ指数は環境省のホームページで確認できますので、外遊びの1つの判断材料にしてほしいということです。
ただ、やはり子どもの運動不足やストレスが心配という声もあります。
そこで、室内でも満足できる遊びのポイントを紹介します。
順天堂大学小林教授によると、「好きなこと」と「運動」を組み合わせることが大切といいます。
例えば、子どもの好きな音楽に合わせて体を動かすことで、室内の運動も楽しく、習慣化できます。
そしてもう1つ、友達と一緒に遊ぶこと。仲間意識が育まれ、幸せホルモンの分泌を高める効果が期待できるとしています。
子どもたち自身が厳しい暑さに気づきにくい面もあり、夏は、見守る大人の側の特段の配慮が必要となります。
15日、大分市では最高気温34.5度を記録し、猛暑日一歩手前の暑さに、子どもたちも帽子をかぶり水分補給をしながら遊びます。
最高気温33.5度を記録した日田市の幼稚園では・・・。
■子ども:
「めちゃくちゃ暑い」
「朝は涼しかったのに」
■三隈幼稚園 梶原星子教頭:
「朝来て気温が下がっている時間にいっぱい遊んで、気温を見ながら室内遊びに切り替える」
三隈幼稚園では、暑さが厳しくなった数年前から、ミストが出る機械を設置して、子どもたちが少しでも涼しく遊べる工夫をしています。
また、こまめな水分補給はもちろん、子どもたちにも分かりやすいように旗の色で注意を呼び掛けます。
気温が30度以上になると黄色に。35度以上で赤に変わり外遊びはできなくなります。
■三隈幼稚園 梶原星子教頭:
「昔だったら、梅雨が明けたら外で遊ぶプールを楽しむということだったのですが、今年は梅雨も短く、明けたら外遊びができない。十分気を付けようと」
変化する夏の外遊び。子どもの熱中症を防ぐために気を付けることとは?
ここからはフカボリです。
厳しい暑さで子どもたちにも影響が出ています。まず夏の遊びの実態を見ていきます。
飲料メーカーが行った実態調査で、1回あたりの外遊びの時間を調べました。
1日1時間未満と答えた割合が青の部分です。春は32%なんですが、夏は54.8%と夏は外で遊ぶ時間が短くなります。
大人でも、やはりこの暑さの中1時間以上外で活動するのは厳しいという実感があります。
大分市のまいづる保育園では、「屋上のプールでシャワーを浴びるなどしているが、ここまで暑いと、本当にいいのか?一方で、外遊びが無いと子どもたちが満足感を得られない、体力が落ちるなどの懸念がある」といった葛藤も聞かれました。
こういった保育園などで、外遊びの判断の指標として使われているのが、暑さ指数と呼ばれるものです。
暑さ指数であるWBGTとは、気温や湿度などから算出されるもので、熱中症の危険度を判断する指標です。
こちらきょうの午後3時時点の数字です。大分市で28日田市では25.5です。
指数25以上28未満で警戒で積極的な休息が必要になります。28以上31未満は厳重警戒で、激しい運動は中止すべき。そして31以上、これは危険にあたります。運動は原則禁止です。
暑さ指数は環境省のホームページで確認できますので、外遊びの1つの判断材料にしてほしいということです。
ただ、やはり子どもの運動不足やストレスが心配という声もあります。
そこで、室内でも満足できる遊びのポイントを紹介します。
順天堂大学小林教授によると、「好きなこと」と「運動」を組み合わせることが大切といいます。
例えば、子どもの好きな音楽に合わせて体を動かすことで、室内の運動も楽しく、習慣化できます。
そしてもう1つ、友達と一緒に遊ぶこと。仲間意識が育まれ、幸せホルモンの分泌を高める効果が期待できるとしています。
子どもたち自身が厳しい暑さに気づきにくい面もあり、夏は、見守る大人の側の特段の配慮が必要となります。