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7月14日(月) のニュース

2025年7月14日(月) 19:25

【フカボリ】「夜はバー 昼は高校生カフェに!?」活性化目指し商店街にアイデア提供

県内の商店街を盛り上げるため、企業などが新たなアイデアを提案しました。

■発表者:
「高校生によるカフェの運営。夜に営業するバーなどの空き時間を活用し、昼間限定で高校生が運営するカフェを開設します」

この事業は、県が2年前から実施しているもので、県内に91ある商店街の維持・活性化を目指しています。企業などとマッチングを行い、商店街に新しいアイデアを提供しようという狙いです。

出席した商店街の関係者らの前で、6つの事業者やインスタグラマーなどが、まちを盛り上げるアイデアをプレゼンしました。

■別府やよい商店街振興組合 河野悟さん:
「町おこしや集客がどうあればよいか参考になる。どうすれば地元の人が再び商店街に来てくれるか考えている」

商店街の活性化を目的に、県が開いた今回の事業。その背景となる商店街の現状とは?

県が進める商店街と企業などとのマッチング。背景には、商店街の店舗数が減りつつある現状があります。

県内の商店街の中にある空き店舗の割合ですが、2016年は8.6%だったのが、年によって増減はありますが11.7%と増えています。

その理由として県は、地域の人口減少や日用品を買うのが、商店街から大手スーパーなどに変わったこと。また、インターネットショッピングが普及したことなどを挙げています。

こうした現状を踏まえて県は、「買い物の商店街」から「コミュニティの場としての商店街」に転換し、人を呼び込む魅力を増やす必要があると考えています。

こうした背景があって、企業のアイデアを求めているわけですが、14日の提案には県外企業も参加しました。

神奈川県の企業が提案したのは、名付けて「商店街まるごとアートミュージアム」です。どんなものかというと、大分県にある日本一の温泉。

これに加えて、新たな魅力として県内すべての商店街でアート作品を展示・販売するというものです。

大きな特徴をふたつ掛け合わせて、大分唯一の魅力を作るという考えです。

具体的には、商店街の店舗で有名画家の作品を展示したり、新人画家の活躍の場にして芸術の「推し活」ができる県としてアピール。国内外からの集客を狙います。

また、夜や朝の芸術イベントを通して宿泊・飲食を促進することも、提案の一つです。夜にバーなどを巡りながらそれぞれにある芸術を楽しむイベントや、地域の朝市に画家の作品の販売を入れる。こうしたことを例に挙げていました。

あくまで14日は提案でしたので、これが商店街の考えとマッチングすれば実現するかもしれません。

地域の商店街を維持するため、こうした取り組みが進められています。
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