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7月3日(木) のニュース

2025年7月3日(木) 19:22

スイートコーン旬入り宣言 異例の猛暑で農作物に影響は? 農家も猛暑に備える

大分県竹田市の特産品「スイートコーン」が旬入りを迎えました。
味、量ともに例年以上ということですが、一方で別の農家からは異例の猛暑に心配の声を上げています。
竹田市菅生で栽培されている「スイートコーン」高冷地の寒暖差が20度ほどの糖度を生み出します。
3日朝は、生産者らが2025年の旬入りを宣言しました。
天候に恵まれたため特に甘さが増し、生産量も2024年より200トン多い、約2200トンが見込まれています。

「みずみずしくて甘くておいしい」
「生のスイートコーンですけどめちゃくちゃ甘いです」

(竹田市アンテナショップ 佐藤利彦さん)
「生で食べるとき、茹でる、焼くでそれぞれ甘みの感じ方が違うので、その違いを楽しんでいただけたら」

良い出来が見込まれる農産物がある一方、2024年からの猛暑の影響を受けた野菜も。

(フェルメ・ド・ベール 甲斐竜太郎代表取締役)
「去年は猛暑と酷暑で出来が3割減くらい。
温度が上昇するとピーマンの成長が止まるので、止まると実ができなくなる」

2025年も猛暑が予想されていることから、こちらの農園では様々な対策をして2024年の同じ時期と比べて、生産量を125パーセント上げることができました。
(フェルメ・ド・ベール 甲斐竜太郎代表取締役)
「ピーマンの品質としても去年に比べてかなりいい出来になっている。去年以上に出荷できるように頑張りたい」

JAおおいたによりますと、2024年大分県内では異例な猛暑の影響でピーマンの収穫量が前年に比べて3割ほど減ったそうです。
その理由は強い日差しで実が日焼けしたことや大きくならないまま、赤く熟したからだそうです。
ピーマンの栽培に適した気温はどれくらいかといいますと、適温は25℃から30℃だそうです。
30℃を超えると成長が止まってしまうそうなんですね。
この猛暑を乗り切るための工夫を生産者の方に聞きました。
取材した農園ではこのような対策がしています。
ビニールハウスに直射日光をさえぎる遮光資材を使って、ハウス内の温度を一定に保つほか木がストレスを感じないような投薬をしています。
梅雨が過去最も短く、猛暑の夏が長く続くことが予想されるため、生産者の甲斐さんは、「現時点では問題ないが水不足も心配のひとつ。去年の失敗を繰り返さないように栽培の管理を徹底していきたい」と話しています。
猛暑が農作物になるべく影響が出ないよう祈るばかりです。
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