大分のニュース

別府市は、物価高騰への支援策として、市内全世帯に対しコメを支給する事業を始めます。まずは子育て世帯を対象に、１世帯当たり３キロのコメを支給します。

長野恭紘別府市長：
「一般の全世帯６万５０００世帯すべてが、何らかの苦しみを物価高騰によって味わっている。特に最近はお米の高騰というのは顕著」

閉会日を迎えた２５日の市議会で、およそ２億４０００万円を盛り込んだ補正予算案が追加提案され、全会一致で可決されました。

まず、来月下旬から、１８歳以下の子育て世帯、およそ１万世帯にコメの引換券が発送されます。

引換券を使って受け取ることができるコメは、去年作られた九州産ヒノヒカリ３キロです。

配布は８月中旬までの４回に分けて行われ、市内の小学校や公民館で受け取ることができます。

事業には国の臨時交付金１億円余りを充て、不足分は市が積み立てている基金から賄います。

長野恭紘別府市長：
「今回の臨時交付金は、我々としては心もとない。それだけでは効果が発揮できないので、今こそ基金を崩してでも物価高騰に苦しむ家庭のみなさんに還元をしたい」

一方、子育て世帯以外には、９月下旬から、小売店などで使えるおよそ２６００円分の全国共通おこめ券が発送される予定です。