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6月20日(金) のニュース

2025年6月20日(金) 20:11

田んぼで発見!青いカエル 発見者一家のアイドルに “変身の達人”身近にいるかも 

宇佐市で青いカエルが見つかったという情報がありました。どれぐらい青いのか。発見者の自宅にお邪魔して、見せてもらいました。

青いカエルを発見し、飼育に挑戦しているという安部さんご一家。田んぼで発見したそのカエルを見せてもらいました。

平井侑貴アナウンサー:
「きた!きた!本当にきれいな水色で表面がツヤツヤしてて可愛いですね」

安部三花さん:
「夫が田植えの準備をしている時に、カエルがいっぱい逃げていて、1匹だけぴょんぴょんってしているのを見つけた」

今月12日、夫の祐二さんが青いカエルを発見。娘の穂花さんに見せようと、連れて帰りました。

穂花さん(中3):
「びっくりしました。青くて珍しいし、よく見たら可愛かった」

穂花さんの希望でしばらく自宅で飼うことに。「ピーちゃん」と名付けられました。

穂花さん:
「目がくりっとしてて可愛い。正面から見た顔が(間が)抜けてる」

インターネットで調べ、ネット販売で餌用のコオロギを用意しました。

安部三花さん:
「たくさん食べて太ったんです。5匹か6匹食べたかな。まだ食べてるって」

体長は、3センチほど。体の大部分は水色ですが、よく見ると、後ろ足の一部分だけ緑色です。

安部さん一家のアイドルとなったピーちゃん。一体、何者なのでしょうか?

青いカエルの正体はといいますと、二ホンアマガエルなんです。このように、一般には緑色をしています。

二ホンアマガエルは主に本州、四国、九州に分布。湿った場所や池、川などでよく見られ、春になると、水田など流れのない場所で産卵、繁殖します。

稲を食害する昆虫を捕食するので、農家にとってはありがたい生きものです。

そして二ホンアマガエルは、ある特技を持っています。それはなにかといいますと…「変身の達人」。

鳥やヘビなど天敵に見つからないよう周囲の環境に合わせて体色を変化させます。

ピーちゃんがなぜ青いのかというフシギについて、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」飼育部の水田さんに伺いました。

ピーちゃんの場合は、黄色の色素を作る力が弱いため、幅広い体色変化ができません。ピーちゃんのようにあまり色を変えることができない個体は、天敵に見つかりやすく生存率が低いということなんです。

うみたまごには県内で年間1~2例、青いカエルを発見したという報告があるそうです。
水田さんの感覚では宇佐・由布・杵築で多い印象だということです。

よく探してみると、縁起がいい青いカエルをみつけられるかもしれません。
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