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6月18日(水) のニュース

2025年6月18日(水) 20:13

【フカボリ】県内各地で30℃超え 4人が熱中症救急搬送 梅雨に連日の真夏日、なぜ?

18日の県内は多くの地点で気温が30℃を超えました。しばらくは気温の高い状態が続きそうです。

日本周辺では梅雨前線が姿を消し、真夏のような状況となっています。県内では、宇佐市院内で今年最高の34.3℃、佐伯市宇目で32.9℃など、各地で真夏並みの気温となったところもありました。

中津市で畑作業をしていた60代の男性が、熱中症とみられる症状で搬送されるなど、18日は県内で4人が救急搬送されました。

梅雨入りしたはずが、真夏のような暑さに。この暑さはいつまで続くのか、熱中症予防についても詳しくお伝えします。

ここからはフカボリです。
大分を含む九州北部地方は、今月8日に、梅雨入りしたとみられると発表されましたが、ここ数日は、夏を思わせるような陽気になっています。今年の梅雨はどうなっているのか、見ていきます。

大分ではこの先も、晴れと曇りのマークが続き、雨マークがついているのは来週の木曜日です。そして最高気温は連日30℃以上の真夏日が予想されています。

19日の天気図を見ますと、このように前線がなくなっていて、まるで梅雨が明けて真夏と同じ状態になっているんです。

さらに、暑さをもたらす高気圧にも特徴があります。太平洋高気圧が平年よりも北に大きく張り出しています。

また、太平洋高気圧に加えて中国大陸からはチベット高気圧も張り出しています。これが太平洋高気圧に重なり、まるで2枚の毛布を掛けているかのように暑さが増しています。来月始めごろまでこの暑さ続きそうです。

これから気を付けるべきこの暑さ。去年県内で熱中症による死者は5人。夏場、県内で熱中症により救急搬送された人は1500人を超え、その数はこれから迎える7月8月がやはり多くなります。

では熱中症にならないための注意点です。エアコン温度の設定は26℃~27℃にしてください。
冷やし過ぎると汗が蒸発せず、逆に体内温度が下がりにくくなります。そしてのどが渇く前に水分補給をしてください。大丈夫と思い、我慢をすると手遅れになる恐れがあります。

もう1つ、汗の処理を上手に行ってください。すぐに汗を拭き取ると、体温が下がりにくくなり熱中症になりやすくなります。汗を蒸発させることが大事です。
また、汗を拭く時は乾いたタオルではなく、濡れたタオルで拭くことで体温が下がりやすくなります。

一時的に暑さをしのぐクーリングシェルターに指定されている公共施設や民間の店舗などもあります。

休憩をとる、水分を補給するのも常に早め早めの判断で命を守ることにつなげてください。以上、フカボリでした。
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