大分のニュース

廃校になっている中津市内の小学校２校で、電線が盗まれました。被害額はあわせておよそ８７万円に相当します。

佐藤アナウンサー：
「あそこですね。明らかに人工的ななにか、道具を使って切ったような跡があります」

中津市によりますと、本耶馬渓町の旧東谷小学校で、電線が切れているので確認をしてほしいと、先月３０日に電力会社から市に連絡がありました。
職員が現地で、校舎や体育館に設置されていた電線がなくなっていることを確認。
警察に相談しました。

佐藤アナウンサー：
「電線が盗まれたうちの１校、旧東谷小学校は、２３年前に廃校になっています。目の前の道路にはご覧の通り民家が見当たりません。とても静かな場所です。さらに校舎は国道から少し下ったところにあって、人目に付きにくい場所です」

盗まれたのは、総延長およそ３９０メートルの電線で、被害額はおよそ７６万円です。

一方、東谷小学校から車で１０分ほどの場所にある、中津市耶馬溪町の旧山移小学校。こちらも８年前に廃校になった学校です。

今月１０日、この学校跡地でも同様に、総延長およそ７５メートルの電線、１１万円相当の被害が判明しました。山移小学校の跡地は、盆踊りの会場になるなど、今も地域の人たちが集う拠点です。

中津市耶馬溪支所　熊谷渡課長：
「地域の方々も今後も利用していきたいという意向ですので、復旧したいと考えています。職員も定期的に見回りを行ったり、不審な人を見かけたらすぐに知らせてほしいと地域の方にもお願いした」

被害届を受理した中津警察署が捜査しています。