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6月13日(金) のニュース

2025年6月13日(金) 19:45

年金支給日に合わせ特殊詐欺被害防止を呼び掛け 今年これまでに被害1億5198万円

13日は年金支給日です。大分県警が高齢者に、特殊詐欺に気を付けるよう呼び掛けました。

警察官:
「詐欺だと思ったら警察に連絡してください」

13日朝、県警と防犯協会の7人が、別府市内の銀行を訪れた高齢者らに、チラシとティッシュを配りました。

チラシには「警察官が逮捕状をSNSで見せることはない」といった県内で多く発生している警察官をかたる詐欺の特徴や注意点が書かれています。

県警によりますと、2025年に入ってから5月末までに大分県内で発生した特殊詐欺は160件で、被害額はあわせて2億4849万円に。

そのうち警察官をかたる詐欺は5分の1の32件確認されていますが、被害額は1億5000万円以上に上っていて、1件あたりの被害が多額になっているのが特徴です。

80代:
「一度電話かかってきたことあるんですけど知り合いがおるからって切りました。警察官だったら別府署のなんとかですって当然言いますよね。知らない人とか知らない電話には対応しない、それに限ると思います」

別府警察署生活安全課 幸田俊光課長:
「普通の特殊詐欺は高齢者の(被害)が多いが、20代30代幅広く被害に遭っている。(警察をかたる)犯人グループが守秘義務になると言って脅すので、被害に遭いやすい」

全国で被害が相次いでいますし、県内でも増えているのが警察官をかたる詐欺です。

県内での被害は2025年に入って5月末までに32件。被害額は1億5198万円に上っています。

件数は特殊詐欺全体の5分の1にもかかわらず被害額が6割を占めています。

手口には特徴があります。
警察官を名乗る人物から「事件の犯人を逮捕したらあなた名義の通帳があった。あなたも逮捕される可能性がある」などと不安をあおったり、ビデオ通話などで偽の警察手帳を見せて信じ込ませたりします。

13日朝に銀行を訪れた高齢者に話を聞いたところ90代の男性は「子どもから電話がかかってきてもわからないものは出るなと言われているので気を付けている」

また80代の女性は「不審な電話が来たことがある。固定電話がなくなると言われたがそんなはずはないと思い電話を切った」と、実際に怪しい電話を受けた人も多いようです。

では、実際にこのような電話がかかってきた場合どうすればいいんでしょうか。

別府警察署生活安全課の幸田俊光課長は「警察がSNSで連絡することはない。このような電話があった時にはすぐに警察や家族に相談してほしい」と呼び掛けています。

警察がSNSでやり取りしたりお金を要求することはありませんのでもし不審な電話やメールなどが来た場合は自分は大丈夫とは思わずに家族や最寄りの警察に相談するようにしてください。
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