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6月9日(月) のニュース

2025年6月9日(月) 19:30

【フカボリ】今年の梅雨の傾向 5月までに台風の発生がないのは9年ぶり この先どうなる?

大分を含む九州北部は、8日に梅雨入りが発表されました。平年よりも4日遅い梅雨入りです。

ウェザーニューズの週間予報によりますと、県内はこの先2週間のうち12日間で雨マーク。すっきりしない天気が続きます。

一方、梅雨の天候とともに気になるのが台風です。2025年はまだ台風が発生していません。1951年に統計を取り始めてから6番目の遅さです。

今年の梅雨と台風の傾向を、気象予報士の上岡さんが、最新情報を解説します。

県内は8日に梅雨入り。2025年の梅雨の傾向をみていきます。

最新の1カ月予報によると、6月の雨量は、平年よりも少なくなる確率が30%、平年並みが30%、多くなる確率がやや高くて40%となっています。

その理由をみていきます。今年は、太平洋高気圧が平年よりも北に位置し、日本列島に近づきます。

この太平洋高気圧の縁の部分をなぞるように、南から暖かく湿った空気が九州北部に向かって流れ込みやすい状況になります。

このため梅雨前線が刺激され、活動が活発になる時期がありそうです。

9日も、梅雨入りしてさっそく、まとまった雨となっていますが、この先も注意が必要です。

9日は九州南部で線状降水帯発生予測が出されましたが、暖かく湿った空気の流れ込みが続いたり、梅雨前線が同じ場所で停滞し続けると、線状降水帯が発生するおそれがあります。

短い時間に同じ場所で雨が降り続くと、災害の危険性が高まるので、警戒が必要です。

梅雨入りして大雨が心配ですが、そろそろ台風も気になります。2025年はまだ台風が発生しておらず、記録的に遅くなっています。

2024年は台風1号が5月25日に発生しましたが、2025年は5月までに台風の発生はなく、これは9年ぶりのことです。

ウェザーニューズによると、2025年の予想発生数は23個程度で、平年が25個なのでやや少なくなりそうです。日本へ接近する台風は11個程度で、平年と同じくらいと予想されています。

また、2025年は台風が発生する位置に特徴があります。2025年は平年より、赤色で示した西側と日本により近い北側で発生する可能性が高くなっています。

このため、台風が発生してから日本に到達するまでの時間が短くなったり、台風が発達した状態で日本に接近する可能性があります。
これから先、大雨や台風への備えを早めにおこないましょう。
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