大分のニュース

イスラム教の土葬墓地建設の是非をめぐり、埋葬を火葬に限定するよう条例の改正を求める声が相次いでいます。

日出町では、住民から、「埋葬は焼骨とする」と条例に明記するよう求める陳情が先月１９日に出され、４日に開会した町議会に上程されました。杵築市と宇佐市でも同様の陳情書が提出されています。

イスラム教徒向けの土葬墓地については、別府ムスリム教会が日出町が持つ土地に整備を計画していました。

町は手続きを進めていましたが、去年の町長選挙で計画の中止を訴える安部徹也町長が当選し、町有地を売らない意向を伝えています。

陳情では、火葬について、「衛生的な環境を維持することができる」「国内では一般的で社会的にも受け入れられやすい」などと訴えています。

日出町議会では委員会で審議され、１９日の定例会最終日に採決されます。