大分のニュース

この数年急増している特殊詐欺被害を防ぐための連絡会議が開かれました。

大分財務事務所と県警が開催しました。銀行や信用金庫など県内の金融機関の職員ら、およそ４０人が参加しました。

今年に入ってからの、県内の特殊詐欺被害件数は１２５件で、被害額は２億８６０万円あまりに上っています。

そして、去年１年間に県内で発生したオレオレ詐欺の被害のうち、およそ９５％で、警察官を名乗る人物が登場しています。

県警によりますと、２７日も、警察官を名乗る電話による詐欺の被害が判明しました。

警視庁や宮城県警を名乗る男たちから、「あなたのお金が犯罪に使われている疑いがあるため調べる」といった電話があり、佐伯市内の３０代の女性は、指定された口座に１００万円を送金。無実を証明しようという気持ちを突いた、悪質な手口です。

このように、警察官を名乗る詐欺においては、紙幣番号を確認するなどの口実で送金させ、被害が高額になりやすいということです。

午後には金融対策犯罪フォーラムが開かれ、詐欺グループに預貯金口座を不正利用させない対策を、金融庁の金融犯罪対策の専門家が講演しました。