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5月7日(水) のニュース

2025年5月7日(水) 19:32

【大分】百日せき・はしかに注意を 県医師会が予防接種や“せきエチケット”呼び掛け

大型連休が明け「百日せき」の感染者が増える恐れがあることから、大分県医師会が会見を開き対策を欠かさないよう呼び掛けました。

長い期間せきの症状が続く「百日せき」は、県内では、2025年に入って28人の感染が報告されていて全国的には10代が増えています。

大型連休が明けた7日、県医師会が会見を開き注意を呼び掛けました。

県医師会 井上雅公常任理事:
「せきの症状がある人はしっかりマスクをして、人にうつさないないようにする。コロナで学んだはずだけど、忘れていませんか?子どもを守るためにもう一回知っていただきたい」

また4月、10代女性のはしかの感染が確認されました。感染力が非常に強く県内では3年ぶりです。

発熱・せき・目の充血などの症状や死に至る可能性もあります。

ヨーロッパやアメリカを中心に流行している地域があることから海外旅行や外国人との接触があった人は特に注意が必要ということです。

県医師会 井上雅公常任理事:
「イベントや海外旅行など混みあうところに行った人は2週間くらいは体調をみてほしい」

県医師会 河野幸治会長:
「医療機関にかかる場合は、海外旅行や県外旅行に行ったことを言ってほしい」

今後県内でも感染者が増える恐れがある百日せき。

この百日せきは2025年、全国的に感染者が増加しています。

「100日間せきが続く」という名の通り激しいせきが長く続くという症状が特徴です。

感染しやすいのは子どもですがもちろん大人もかかります。

生後6カ月までの乳児が感染した場合、呼吸困難などで亡くなる恐れもあります。

東京都内では2025年、乳児が死亡しています。

大分県内の感染状況の推移です。

2020年までは3けたととても多かったんですがコロナ禍で減少しました。

ただ今は増えてきています。

大分県によりますと、2025年はすでに28人が感染していて、2024年の約10倍です。

大分県医師会は「感染対策で有効なのはワクチン」としています。

百日せきのワクチンは、生後2カ月~2歳までに4回打つことになっていて、感染や重症化を防ぐ効果が期待出来ると言われています。

しかし、4年~12年で免疫効果が弱まるため日本小児科学会は、5~6歳と11~12歳で任意の追加接種を勧めています。

ただ百日せきは大人も感染し得る病気です。

県医師会の井上常任理事は会見で「せきが伴う病気なので大人も“せきエチケット”をしてほしい。子どもたちを守ることにつながる」と呼び掛けています。

最新の感染状況は8日に発表されます。
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