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4月21日(月) のニュース

2025年4月21日(月) 19:31

【大分】県内初のシングルモルトウイスキー誕生

久住の豊かな自然に囲まれた蒸溜所で、大分県内初となるシングルモルトウイスキーが完成しました。
その味は?

「シングルモルト THE FIRSTのお披露目です。どうぞ!」

先日披露されたのは、大分県内初となるシングルモルトウイスキー「久住 THE FIRST」。

「シングルモルト」は大麦麦芽を原料として1つの蒸溜所で造られたウイスキーです。

竹田市久住町にいまから4年前に作られた「久住蒸溜所」。

九州のほぼ中心に位置し、標高約600メートル。澄み切った空気と豊かな湧き水に恵まれ、ウイスキー造りに適した場所です。

今回は3年間熟成させて完成。

試飲した人もその仕上がりに満足していました。

(試飲した人)
「甘さがすごいエレガントでウイスキーをあまり飲まれていない人も飲みやすいウイスキーに仕上がっている」
「久住に九州の宝ができたと思います。最高です」

(久住蒸溜所 宇戸田祥自 取締役)
「蒸溜所を作るきっかけとなったスコットランドのウイスキーを彷彿させるまろやかでボディ(飲みごたえ)もあるのが久住のウイスキーの特徴。まずは香りを楽しんでいただいて、飲んだ後のコクのある重厚なウイスキーの醍醐味を味わっていただけたら」

構想から10年でようやく完成した今回のウイスキー。苦労した点もあったそうです。
なぜ久住で造られることになったのか。

(内野アナ)
10年をかけて完成しました「久住 THE FIRST」その特徴について詳しく見ていきます。

香りは、洋ナシや紅茶、新品の木製家具のような香りで味は熟したキウイフルーツやジューシーな果汁感が楽しめるそうです。

先週金曜日に念願の初お披露目となったわけですが、誕生するまでには様々な苦労もあったそうです。

代表の宇戸田さんによりますと、蒸溜所を作るための多額な設備費の確保や本場スコットランドから輸入したこちらの蒸留設備を設置するためにイギリスからエンジニアを呼ぶ予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で来られなくなり代わりに日本で手配しました。

ぜひ買って飲んでみたいという方も多いと思いますが、気になる販売価格は700ミリリットル入りのボトル1本が税込み1万6720円。

4月末ごろから大分県内外の酒屋や百貨店のほか、アメリカやフランスなど海外でも販売されます。

また4月28日には久住蒸溜所で限定200本が販売されます。

なくなり次第終了です。

今後の展望について「久住蒸溜所」の宇戸田さんは「国内外のウイスキーファンから評価されるよう1本1本を大事にして、今後は久住の30年物のウイスキーを作りたい」と話していました。

構想から10年をかけて完成した大分のウイスキーが今後、多くの人に愛されていくのがとても楽しみです。
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