NEWS

大分のニュース

4月17日(木) のニュース

2025年4月17日(木) 19:25

【大分】“カスハラ防止”JR大分駅でもポスター掲示 理不尽な要求も

客による迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメントが社会問題になる中、全国の鉄道事業者が一斉に、カスハラ防止を呼びかける取り組みを始めました。

仲記者:
「ポスターには、利用者にマナーを呼び掛けるメッセージが書かれています」

JR各社や私鉄、全国115社の取り組みで、駅などでポスターやデジタルサイネージを使い、カスハラ防止を訴えます。大分駅でもJR九州の駅員が、けさからポスターの張り出しを始めました。

JR九州大分支社総務企画課 中村和哉さん:
「お客様から行き過ぎた行為、従業員の尊厳を傷つける行為、そういったことがあった」
JR九州によると、去年9月から今年の3月までの7カ月間に、利用客による迷惑行為、カスハラが95件確認されているということです。

JR九州大分支社総務企画課 中村和哉さん:
「お客様のお話やご意見に真摯に耳を傾ける姿勢は変わらない。従業員が働きやすい環境づくりの一役になれば」

今回、全国のJRや私鉄115社が、一斉にカスハラを防止するための啓発キャンペーンに取り組んでいます。

こちらは、キャンペーンで掲示しているポスターです。キーワードは、「知らないうちにカスハラしてませんか?」

鉄道会社の呼び掛けを見ていきましょう。まず、「言っておかなきゃとエキサイト」暴力的な言動に注意です。

「みんなに知らせなきゃとフォト・アンド・シェア」駅員さんを勝手に撮影してSNSに投稿。もちろんNGです。

「お話したくてついついロングタイム」長時間拘束しないでください。

「当然の見返りでしょとエスカレート」過度な要求をしていませんか?

実際にあったカスハラの事例を見ていきます。

▽切符の変更や払い戻しを希望した客が変更内容を復唱した駅員に腹を立て、「対応が遅い、莫大なフォロワーがいる私のSNSに載せる」と主張した。

▽2時間以上の遅れがあった場合に払い戻しの対応をしているが、わずかな遅れで返金を要求された。

▽人身事故の影響で、映画鑑賞する予定の映画が見れなかったとして執拗に映画のチケット代を請求された。

JR九州では、快適な鉄道サービスのためにご協力をと話していました。
Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も

日付別ニュース一覧

Xアイコン OABニュース情報センター ニュースの他、速報なども配信
YouTubeアイコン OAB大分ニュース ドキュメンタリーやLIVE配信も