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4月3日(木) のニュース

2025年4月3日(木) 20:02

【大分】別府市の新入職員“要配慮者”を疑似体験

別府市役所にこの春採用された職員が、体験型の研修を受けました。

視覚障害者を体験:
「自分が右に行っているのか左に行っているのか分からなくてすごく怖いです」

聴覚障害者を体験:
「(普段の)2割程度しか聞こえない」

市役所の新入職員が体験したのは、「要配慮者」の疑似体験です。

要配慮者とは、高齢者や障がい者、妊娠した女性、病気の患者や外国人など、日常生活や災害時などに特別な配慮や支援が必要な人たちです。

別府市は、当事者の目線に立つことができるようにとこの研修を実施していて、2025年で3回目です。車いすやベビーカー、シニアカーを押して、不便な点や、危険な場所を見つけていきました。

佐藤アナウンサー:
「一見舗装されてきれいに見える道でも、タイルにひびが入って、わずかな段差があります。また、歩道全体が若干斜めになっていて、これが車いす利用者にとって、通りづらいひとつの原因になるんです」

太陽の家など、多くの福祉施設がある別府市では、障害者手帳を持っている人がおよそ8600人います。そして、高齢者の人口に占める割合は35%と全国平均より高くなっています。

自立支援センターおおいた 神田憲治事務局長:
「別府駅などでは、観光に見えられた方が点字ブロックの上にキャリーケースを置いたりしている。視覚障害者が先に進めなかったり、安全に通行できない。きょうの体験を今後に生かしてほしい」

別府市は、年齢や障害の有無に関係なく旅行を楽しんでもらえるよう、ユニバーサルツーリズムの取り組みを進めていて、観光に加えて福祉に強い町づくりを目指しています。
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