



持続可能な社会の実現を目指して、大分に根付いた企業として何ができるのかを模索し、実行する。
これまでの活動
子ども食堂応援キャンペーン地域の課題を探り、伝え、自ら支える
OABでは、2022年に「私もできる、ふるさとのために」というテーマでSDGs宣言をしています。そんな中、持続可能な社会のために、まず地域社会が抱える問題に対してアプローチしたのが「子ども食堂応援キャンペーン」です。
子ども食堂は元々、貧困家庭や孤食の子どもに食事を提供する場所でした。しかし、少子高齢化や人口減少、地域社会の変容などの影響もあり、地域住民がつながる場にもなるなど、役割が多様化しています。まずは、この現状を伝えようと「笑顔のおむすび」と題して、シリーズ企画をニュースで放送。これまで50回以上にわたって、子ども食堂のリアルを伝えてきました。また、自身の飲食店で子ども食堂を開催しているタレントのはるな愛さんや、子ども食堂を運営する方、地域福祉の専門家らと共に、地域課題と子どもたちを取り巻く環境について考える特別番組も制作・放送しました。
食堂を運営する方や支える自治体、利用者など、様々な方面から取材を重ねると、課題も見えてきました。寄付された食品の流通です。家庭で使わない食品を企業等が寄贈し、 必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する「フードバンク」という取り組みがあり、ボランティアなどの善意で支えられている多くの子ども食堂にとって、必要不可欠な支援です。一方、フードバンクがあるのは大分市のみで、遠方の子ども食堂では、食料の受け取りをしたくてもできない状況がありました。そこでOABでは、県社会福祉協議会や自治体と協力し、OAB社員がフードバンクから預かった食料を子ども食堂に届ける活動を始めました。現在は、月一度のペースで実施しています。

ほかにも、弊社主催のイベントでフードドライブコーナーを設けたり、番組内で米作りをし、収穫した360キロの米をフードバンクに寄付したりと、様々な動きを展開しています。これらの取り組みが評価され、2023年には、日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」で優秀賞を受賞することができました。
地熱TVエネルギーの地産地消を目指して
「子ども食堂応援キャンペーン」に続くSDGs第2弾として、2023年末「地熱TVプロジェクト」をスタートさせました。
実は、大分県は再生可能エネルギーの宝庫で、地熱発電の発電量・供給量が日本一。特に温泉の町別府市は、日本で初めて地熱発電が始まった場所でもあり、全国で作られる地熱由来の電気のうち4割が大分県内で生み出されています。一方、OABの現状は、緊急時の情報インフラという性質があるため、24時間365日、放送をしていない夜間でも機材を動かさなくてはいけません。そのため、多くの電気を使っています。まずは、自分たちでエネルギーの地産地消を実践していこうと、2023年11月、OAB本社本館で使っている電気を、県内にある日本最大級の地熱発電所で作られた地熱由来の再生可能エネルギーにすべて切り替えました。これにより、年間586トンのCO2削減を実現しています。
また、再生可能エネルギーや脱炭素社会をテーマにしたシリーズ特集をニュースで放送しているほか、子どもたちを対象とした学習教室の開催など、様々な取り組みを予定しています。OABでは、2050年の「カーボンニュートラル達成」を目指しています。これからも、持続可能な社会を考えるきっかけを作りつつ、自らも動き、地域の課題解決に取り組んでいきます。


前回の採用スケジュール




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