2018年9月8日
おおいた“旬”BOX【幻のナス】
大分県で旬をむかえた食材を探し、
生産者のもとを訪ねて美味しい調理法を教わる企画。
今回は豊後大野市緒方町で生産される”大成ナス”を紹介。
この大成ナスは、市場になかなか出回らないことから幻のナスとも呼ばれ、現在九州圏でグループとして栽培しているのは緒方町だけとのこと。
大成ナスの特徴は、皮がやわらかいことと、クセがなく生で食べても青りんごのような風味を楽しめること。
そんな大成ナスを緒方町で栽培して45年をむかえるのは、西文正さん。
微生物農法の研究を重ね、数十年前には日本全国・海外からも農家や視察団が訪れるほど注目された人です。
大成ナスはクセがないため、ナイフやフォークで皮に切れ込みを入れ、
そこに塩をまぶして揉みこむだけでも一品となる。
ナスの芯漬けは5分でできる美味しい漬け物です。
秋ナス料理の定番”焼きナス”でも大成ナスだとひと味ちがう。
通常であれば、ナスに串などで空気穴をあけ火にかけるが(ナスが破裂しないよう)、大成ナスは皮がうすくひとりでに空気が抜けるのでその必要がない。また他のナスと違って食す際にも皮はむかない。
そして、忘れてはいけないナスの天ぷらも
大成ナスにかかれば甘くジューシーに仕上がる。
甘みを存分に楽しむためには、
いつもの2倍は厚く切っていただきたい。
幻とも呼ばれる大成ナスは、
現在トキハインダストリー各店で販売している。
ただし、量には限りがあるため入手はかなり困難です。
購入される際には、一度お近くのトキハインダストリーへお問い合わせください。