大分のニュース

熊本県阿蘇地方を震源とする地震で、大分県内では竹田市で震度５弱を観測し、土砂崩れも起きました。

また、体に感じる地震が３３回に上り、不安の声も上がっています。

■飲食店経営者：
「ちょうど宴会も始まって、乾杯の前、縦にずどーんと揺れた」

２５日午後６時すぎに発生した熊本県阿蘇地方を震源とする地震。

大分県内では最大震度の５弱を竹田市で、大分市や日田市などでも震度３を観測しました。

被害も出ています。

■小栗アナウンサー：
「竹田市の道路ではのり面が崩れ、土砂が道を塞いでいます」

市によりますと、竹田市志土知の市道でのり面が約２メートルにわたって崩れ、撤去作業が進められました。

さらに数十メートル下の道路には。

■小栗アナウンサー：
「こちらの道大きくひび割れています。数十メートルの高さからかなり大きな岩が落ちてきたとみられています」

市は、２５日午後８時からこの道を全面通行止めにしていましたが、午後５時に解除されました。

週末、多くの人でにぎわう道の駅「すごう」大きな揺れが襲いました。

■道の駅すごう　平田泰浩駅長：
「お酒や瓶を置いているところが落ちてしまって」

お酒の瓶２本が割れてしまいました。

地震が続いていることから、しばらくは瓶を横にしておくということです。

■道の駅すごう　平田泰浩駅長：
「お客さんも少し減っているようなので、早く安全に通れるようになって、皆さん戻ってくるといい」

竹田市は２６日午前、災害警戒本部会議を開き、被害状況の確認と今後の対応について協議しました。

これまでに人への被害の情報は入っていませんが、２５日の発生から体に感じる地震が３３回発生しています。

気象台は、落石や、崖崩れ、今後しばらくは同じ程度の揺れに注意するよう呼び掛けています。