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9月3日(水) のニュース

2025年9月3日(水) 19:08

大分県内のコロナ患者9週増加中 変異株“ニンバス”が猛威 感染急増の理由と対策

大分県内の新型コロナウイルスの患者数が9週連続で増加しています。

新たな変異株「ニンバス」の流行もあり、いまだ「注意報レベル」の基準を上回っています。

大分県によりますと、8月31日までの1週間、県内の医療機関から報告された患者数は、1医療機関あたり12.72人で注意報レベルの10人を上回りました。

地域別では、南部が20.4人、続いて東部が15.25人、大分市が14.59人です。

また、オミクロン株から派生した新たな変異株「ニンバス」が猛威を振るっています。

佐伯市の杉谷診療所でも徐々に患者が増えているといいます。

■杉谷診療所 井上雅公院長:
「休み明けはどうしても、休みの間我慢していた患者さんが『熱が出ました』と来る。佐伯市内で(1日に)6、70人出ているような状況。ピークは夏と冬とパターン化してきている」

いまだ増加傾向にある新型コロナウイルス。新たな変異株ニンバスの流行と感染対策を詳しくお伝えします。

ここからはフカボリです。
新型コロナの感染が広がっています。

まず県内の1医療機関あたりの感染者数が今年に入りご覧のように推移しています。

前の週となる34週も注意報レベルである10人を超えていたんですが、今回は12.72人と今年最高の値になりました。

グラフでも増えているのがはっきりと分かります。

その中でも流行しているといわれているのが、オミクロン株から派生した変異株「ニンバス」です。

特徴としては、7月時点で感染全体の80%を占めていて、感染力がやや強いとされています。

また従来のオミクロン株同様のどの痛みや倦怠感などの症状が出るといいます。

気になるのはどうしてこの時期に急増しているのかですが、もともと新型コロナは夏と冬に流行する傾向があり、今回も夏の流行だと考えられています。

感染が広がる要因として、県は、夏休みやお盆などで人の集まりが増えたこと、エアコンの稼働で換気ができていないことを挙げています。

感染防止のために気を付けたいことを県健康政策・感染症対策課の池辺課長に聞きました。

まず、手洗い・うがい、人の多いところでのマスク着用など基本的な感染対策。

そして、エアコンをつけていても窓を10センチほど開けて空気を入れ替えてください。

最後に大切になってくるのが睡眠と食事による体調管理です。

暑い日が続くこの時期、どうしても夏バテなどで体力が落ちてしまいます。

そのためまずは、規則正しい生活でウイルスに負けない体づくりをしていくことが大切だということです。
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